エンドレス・サマー

前向きで切ないアイドルたちが大好きです。

担当論とジャニオタになる葛藤

昨日のたきつコンは10周年にふさわしいお祭りであり、セレモニーでした。会場に来た人全員がひたすら幸せになれる時間だったと思います。

今日はこのブログを見てくださってる方にとっても、ちょっと悩んだ経験があるテーマじゃないかと思います。

今でこそたきつコンを楽しむくらい、ジャニーズ全般を広く楽しめるようになりましたが、私は門外漢からジャニオタになった人間です。
ジャニーズなんて……と思っていた自分とジャニーズが気になってならない自分。
ジャニーズアイドルの大野智が好きで、もはやファンだ!と自覚した瞬間の大きな戸惑い、そして、ファンクラブに入ってコンサートに行くまでにも戸惑いがあったのを覚えています。
今日は、そんな葛藤と、背中を押してくれたものを中心に、担当論についても少し触れています

■ファンの一歩目は担当ができること
一般的に、ジャニオタライフは一人の担当から始まると思います。というわけで、本題に入る前に、担当に関する話から。

■そもそも担当とはなにか?
これに関しては、大いに議論ができる深いテーマだと考えているので、機会がありましたらどこかで他の方と担当論をしてみたい!と勝手に思っています。私もまだ結論に達していないのですが、今考えていることについて書いてみたいと思います。

私は担当、という言葉を使っているものの、正直、担当という言葉にはあんまりしっくりきていません。この記事を書くうえで少し調べてみましたが、一番好きなジャニーズをさす用語として使われているものの、人によって含まれるニュアンスや使い方は違うようです。
このように、定義も用法もあいまいなので、当てはまるような、当てはまらないような気もしますし、そもそもファンがアイドルのいったい何を「担当」しているのか、等々疑問も多い言葉です。
ただ、担当という言葉が持つあいまいさだったり、ニュアンスが、短く書き表す方法としては最も適切な気がしているので使っています。

■なぜ担当という言葉を使うのか
担当という言葉を使う理由は、「ファン」という枠とわかりやすく区別が出来るかつ、「ファン」に近い使い方もされる言葉だからです。
私の「ファン」の枠にはそれこそ色んなジャニーズが入ってしまっているし、今後も増える可能性があるなぁと思っているので、「ファン」と明確に区別をつけたいという気持ちがあります。
その一方で、自分の行動やアイドルを見たときに思う気持ちの種類自体は、他のアイドルに対する時と変わらない部分もあるので大きくくくったら「ファン」であるとも自覚しているわけです。

担当という言葉を使っている理由は違っても、「ファン」に内包された、ある特定の部分が「担当」だ、という点に限っては、ジャニーズの誰かを「担当」している人たちに共通するのではないかと考えています。
また、私は自分が誰を中心にして彼らの活動を見ているのか、宣言するような意味合いでも使っています。

■「担当」とはどんな存在か
これも本当に難しいテーマで、人それぞれとしか言いようがないのですが、私は「担当」を研究対象だと思っている節があります
さらに細かくいうと、「担当」を作り上げている要素について情報収集をし、思考し、「担当」の全体像を把握してみたい、と思っているようです。
そのため「ファン」をしているアイドルの仕事に関しては、自分が気になるものや好きなものだけつまみ食いをすることも多いのですが、「担当」に関してはできるだけ全ての仕事を咀嚼し、飲み込んでみよう、というスタンスでいます。

また、「ファン」に関しては基本的にいい部分を中心に見ます。一方、「担当」はひいき目で見てしまうときも多いですが、マイナス面もちゃんと見たいという意識が強いです。

■担当の共通する点はあるか
趣味やら、テンション等は共通しているかもしれません。他に共通点としてざっくりとくくると、自分にはできないだろうという圧倒的に尊敬できる部分がある(歌、ダンス、絵、小説)、キャラクターはあるものの人柄がよくわからなくて気になる等々があります。

しかし、嵐の場合は大野担になって、徐々にグループ全員が好きになっていきましたが、NEWSはグループとして好きで、徐々にシゲアキ先生が気になっていくという全く逆の道をたどっているので、全く同じとも言い難いです。
なぜ「ファン」ではなく「担当」になるのか、というのは非常に言葉にしづらいもので、私にもこれといって自覚している基準はありません

もし私の「担当」のでき方に特徴があるとしたら、アイドルとして大きな変化を迎えているタイミングを見ているうちに、この人すごく気になるなぁと思うことが重なり、自然と「担当」にしよう!と決意が固まっている、という点だと思います。
また、私の場合は少し長めに気になり始めた相手の露出を追いつつ、ざっと過去の活動について情報収集をする傾向があり、その結果さらに研究を深めていきたい時に「担当」ができます。


■大野智におちた夏

■大野智におちるまで
というわけで本題です。
このブログの説明にも書きましたが、魔王&truth落ちです。とはいえ、大野さんにおちてしまったと自覚するのは同年の11月頃のことでした
元々、あらしの深夜バラエティーはたまーに見ていたし、よい子の味方とか、花男、やまたろも見てました。あらしの音楽番組出演も地味ーに見ていたし、残しているものもあります。
とはいえ、ジャニーズなんて……と思っているときがほとんどでしたし、ビジュアルが好みなわけでもないし、ヒットしたシングルはたまに借りたりもするけども、自分から情報を探しにいくことはありませんでした。

■魔王とtruthが導いたジャニオタの道
大野さんに関しては、個展を開催した人でボケキャラらしい、以外ほぼ知識がなく、サスペンスドラマだから、という理由で魔王を見始めました。OPでまず、主題歌のtruthにあれ??っとなりました。わたしが想像していたジャニーズソングではなく、かっこよくて面白い曲だったからです。魔王も一応次も見てみるか、と見ていくうちに、気付いたら金10には必ず帰ってくるようになり、成瀬先生の心情に引き付けられて今でも記憶に残るドラマになりました。

一方、truthが気になって仕方ない私は、気付いたらうたばんを録画し、truthを何回もリピートし、Music Loversを録画し、ついでにあらしちゃんの肝試しを録画し……と、積極的に露出を追っかけるようになっていました

■担当ができた瞬間
そして、スガシカオさんがゲストになったのをきっかけに、宿題くんを見始めました。久しぶりに笑いに笑ったバラエティでした。そんなわけで、宿題くんという番組自体が気に入ったものの、月曜の遅い時間なのでリアルタイムで見ると疲れます。そのため、バラエティーを録画するという初めての経験に踏み出すのです。

録画を始めて少し経つと、転げ落ちるように、ブログやらどうがやらで情報収集をし始め、ある日「私はすでに大野智のファンである」と自覚しました。
初めて担当ができた瞬間です。

こげぱん期ではなく成瀬先生ビジュだったので比較的入りやすく、大野さんのドラマ、歌番組露出、バラエティのレギュラー番組と露出が多く、大野さんの色んな面を一度に見れる時期だったのと、「ジャニーズなんて……」という変なフィルターがかかっていたためにかえって一気に転げ落ちたのだと考えています。


■ハードルを下げたネットの存在

■背中を押してくれたブログ
実は、大野担になる最後の決め手はブログでした。迷っていた時期に視点の面白いブログにたくさん出会えたんですね。
なんせ、ジャニーズとは無縁の生活をしていたし、周りにもジャニオタはいなかったので、オタク的なバラエティーの見方も、アイドルソングの聞き方も分かりませんでした。

そんな中、ブログで数秒の細かい表情や画面の隅っこでひっそりと行われているやり取りから楽しみを見出せるということや、アイドルソングならではの楽しみ方も知り、アイドル仕事の全てを色んな角度から楽しめるようになりました
アイドル仕事をブロガーさんの視点で見返す楽しみもうまれました。

また、なんとなくジャニーズは排他的で閉じたコミュニティだというイメージがあって怖かったのですが、ブログをめぐる中で(当たり前ですが)全員がそんなわけではないなーと思ったのです。

私が大野さんに落ちたのは2008年。嵐はシングルで年間一位二位を取ったものの、まだまだ一般に温かく受け入れられているわけでもなく、今のようにカジュアルにファンクラブに入れるような存在ではありませんでした
なので、急に大野智が気になり始めた&ジャニーズに無知な私としては、諸先輩方のブログがなければあまりのハードルの高さにジャニオタの道はあきらめていたことでしょう

Twitterが追い風に
今はファンもTwitterで活動している方が多いと思うので、リアルタイムで簡単に、色んな角度の感想や情報に触れながらアイドル仕事を楽しむことができます。また、ファンと一言でくくっても、色んな世代の色んな方がいらっしゃるので、自分と似たような立場のファンの様子をより身近に知ることができます。
Twitterがあることで、初めてジャニーズを好きになった&周囲にジャニオタの先輩がいない中でも、より気軽にジャニオタライフを始められるのではないか、と感じています。


■コンサートの持つ独自性

■初めてのコンサート
もう一つ、大きな節目としてコンサートの参戦があります。私にとって初めてのコンサートは2010年のNEWSコンです。
その当時、なんとなくお得感のあるYou&Jにも入会していたので、行ってみるか!と申込みをしました。
どこまでがコンサートマナーかもわからず、曲の振りもよくわからず、ファンの雰囲気もわからず、グッズは何を買えばいいかもわからず、とりあえずうちわ持ってるイメージ!という状況でした。不安で、いちいちびくびくしながら参戦したNEWSコンですが、ものすごく楽しかった!!んですね。

知らない曲があっても楽めるし、アイドルたちは輝いてるし、セットも演出もいちいち歓声をあげさせてくれて楽しいし、これほどまでに日常を忘れて楽しませてくれるエンターテイメントはめったにないぞ、と思いました。
また、私はコンサートの半分くらいは客席のノリで決まると思っているのですが、冷めてるお客さんがいないので、客席の一体感が段違いです。ほぼ全員ファンクラブ会員(または同行者)という普通ではありえないような状況が、コンサートの面白さをかなり押し上げています。
このどこでも味わえないコンサートの楽しさとクオリティーの高さが決定打となり、ずぶずぶと深みにはまっていくわけです。
何事も初めてのイメージってすごく引きずるものなので、私はあの時、あのNEWSコンからジャニコンをスタートして幸せ者だなぁと思っています。


■葛藤が無くなる時

コンサートまで行った段階で、もう怖いものはありません。あとはもう遠慮なくジャニオタを満喫するだけです。

総括すると、私が葛藤だと思っていたものは、いざ転げ落ちてみると大したことはなく、悩みつつもブログに背中を押してもらい、勢いで飛び込んでみてよかったです。
あのころの、ジャニーズなんて……という気持ちを捨てただけでも、だいぶ変わりました。この時に、色んな物事を否定から入るのをやめようと思うようになったので、食わず嫌いをせずに楽しめるようになったことも沢山あります。

ジャニーズも閉じているようで意外にライトな層も多い場所でしたし、普通にしていれば心配することはありません。特に、今の嵐は門外漢からもかなり入りやすい場所になっているので、好きという気持ちを大切にして欲しいなと思っています。ただ、ジャニーズを楽しむうえで重要なファクターであるコンサートのチケットは中々とれないので、ファンクラブ会員として良いかは難しいところでもあります。

今は日常生活のスパイスとしてジャニーズがいて、コンサートがあります。
これからも、楽しくこんな日常を満喫していけたらいいなと思っています^^