「NEWS STORY SHOW」で元気になった
タイトル以上のことは何もないですが、よかったらお付き合いを。
6月28日はNEWSのコンサート四部作「STORY」のオーラスでした。
コンサートがなくなってしまったファンに向けて、NEWSが用意したプレゼントは、「NEWS STORY SHOW」という、FC会員向けの動画配信でした(7月28日まで一カ月間見放題)。
正直、「STORY」は同じ形ではできないだろうし、ここでせっかく用意したコンサートの一部をお焚き上げするのかなと思っていました。
動画が始まり、まず衝撃を受けたのは再生時間。
動画の尺が長い(Twitterの番宣動画が長くて2ツイートに分割されたりする)ことはファンの中でよく知られているのですが、なんと一時間超え。
始まってさっそく、「STORY」はいつかやりたいからネタバレしません!っていうので目をひん剥きました。
なにそれ嬉しすぎる!!!
たくさん打ち合わせして、みんなで企画だして動画作ってるんだよ~って前振りがあった上で、動画内での一番のボリュームゾーンはまさかの「ピンポン玉チャレンジ*1」。
このタイミングで!?
まったり喋りながらゆるい雰囲気でゲームして、最終的に、楽しかったなー!終わるのが寂しい―!って言いながらけらけら笑ってる3人を見ているうちに、何も考えずに心から笑っていました。
気を張っている外仕事では見れないような、ふわふわほのぼの優しいNEWSの姿が嬉しかったのもあります。たった一時間で、びっくりするほど元気になっていました。
動画を見終わってようやく、くだらないことを楽しそうにやって笑ってるNEWSを見たかったんだなぁと気付かされました。
自分ではどんなNEWSが見たいかなんて全然わかっていなかったのに、NEWSはその気持ちをちゃんと分かっていて、ファンが一番求めていたものを、当たり前のように用意してくれていたのでした。NEWSすごいぜ……。
どんな時でも、俺たちを見て楽しんでくれたらいいな、笑ってくれたらいいなって願ってる人たちが、いまやるべきだと思ったことは「FC向けのほのぼの動画」。
……これ以上の正解はなかった。ありがとうございます。
そんなわけで、今の気持ち。
NEWS楽しい!!!
ファンになってからずっと、最後はNEWSに甘やかされてばっかりで、なんかCDやDVD買うくらいじゃ返せないものをもらい続けている気がしてしまうけど、今日はそれだけ書いておきたいなと思います。
そして、3人ともこのタイミングで出る雑誌の表紙がかっこよすぎる。
本日発売の #anan は「カラダを絞る、くびれを創る!」。表紙は #NEWS の #増田貴久 さん。気になるウエストや二の腕のたるみを引き締める、傑作メソッドを紹介! 他にも #ジャニーズWEST の #濵田崇裕 さん #SnowMan の #向井康二 さんのグラビア&インタビューも!#アンアン #anan50thanniversary pic.twitter.com/L7GfTF5u4c
— anan (@anan_mag) 2020年6月23日
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6/30(火)発売!
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*1:少しアレンジされていて、テーブルに置かれた「S」「T」「O」「R」「Y」の5種類のグラス全てにピンポン玉をいれるゲーム
いま、NEWS について思うこと
まとまらないけれど、書かないわけにもいかなくて、今の率直な思いを残します。
久しぶりの更新が、このような内容になるとは思っていませんでした。
昨日付けで、手越さんがジャニーズを退所し、NEWSを離れました。
いろんな意味でジャニーズらしくない人で、そのらしくなさがとても面白く愉快でした。
ここ数年はヤキモキさせられることも多く、どうかと思うこともありました。
全てを手放しで肯定できるわけではないけれど、
ライブと歌にはいつも真摯で、今もなお変わらない事実だと思っています。
手越さんがNEWSにいたことで、生まれた歌がたくさんありました。
手越さん・増田さんがプライドをもって歌にこだわらなければ、歌で戦うNEWSのスタイルは確立されなかったでしょうし、小山さんやシゲアキさんが歌を楽しむようになることもなかったかもしれません。
今の手越さん、これからの手越さんにどう思うかはわかりません。
ただ、ジャニーズにいた手越さんに支えられ、勇気づけられ、元気づけられた記憶は心に仕舞っておこうと思います。
本当は、COVID-19の影響で無くなってしまった「STORY」のコンサートでキラキラの手越さんにもう一度会いたかったな。
またテゴマスのコンサートに行きたかったな。
恨み言は言いたくないけど、この気持ちばっかりは当分消えそうにありません。
さて、NEWSは、Smile Up Projectのライブ配信に参加するにあたり、3人で歌うことを選びました。
配信日は退所前日の6月18日。
今思うと、4人のNEWSでいるギリギリのタイミングでした。3人にとっては、去っていく手越さんを送り出すライブでもあったのかもしれません。
一昨日、ドキドキしながら配信を見届けた私は、ああNEWSだ、と素直に思いました。
増田さんが覚悟を決めて手越さんのパートを一部引き受けてくれたのもあるでしょう。
手越さんのソロや上ハモやフェイクが聞こえてこないことが寂しくはあったけれど、3人の歌はあたたかくて、やさしくて、つよくて、ずっと恋しかったNEWSの歌でした。
昨日の退所発表を呆然としながら受け止めたいま、
みんなが大好きなNEWSはここにあるんだよ、こうやって守っていくんだよと示してくれた3人に、とても救われた気持ちです。
そして、もう一度、まっさらな場所から歩みだす3人には、
頑張ってくれてありがとう、無理しないでねって伝えられたらいいなぁ。
知っての通り、ジャニーズは生半可な気持ちでできるようなことはないし、
離れると決める人を引き留めることは誰にもできません。
その人の人生はその人のものだから。
ただ決断を待つというのは、とても苦しいことだったと思います。
メンバーとしていろいろ思うところはあっただろうけれど、最後まで、手越さんの場所を空けて待っていてくれたことに感謝を。
なぜだか、NEWSはいつも心情にぴったり重なる歌を持っている不思議なグループです。
最新作「STORY」のアルバムのラストは「NEW STORY」という楽曲でした。
何度 夢に敗れ 夢にはぐれ ここまできただろう
生きていく 一度きりの物語を
他人に言えないこと 言わないこと胸にあるだろう
生きていく すべて抱え 進んでいく
メンバーがいなくなるというのは、どういう形でも心にぽっかり穴があくということで、その穴は元通りにはならないし、埋めることも難しい。
ここ数年は4人じゃないと歌えない歌ばかり歌ってきたから悩みも尽きないでしょう。
それでも、3人が「NEWSを続ける」と選択してくれたのだから、彼らがNEWSであることを誇らしく、嬉しく思えるように、これから先も応援できたらいいなと思っています。
思い描いていた未来と大きく変わってしまっただろうけれど、もう一度、高みを目指して歩もうとするNEWSの物語を見守っていきたいです。
どうか、大好きな人たちがこれ以上傷つかないことを願って。
加藤シゲアキさんが『(ファンには)甘えて欲しい』と話したラジオ
2016年5月8日の『SORASHIGE BOOK』の書き起こしです。
■『SORASHIGE BOOK』5月8日放送
(音楽部 Perfumeさんの話)
何か攻めると何か失うということは常に絶対起きるんですけど、
理想は弁証法と言いますか、全部取り込みながら新しいところに行くというのが理想的だと思うんですよ。僕もね。
次のNEXTステージに、新しいフェーズに行こうとしてるんだけど、Perfumeらしさが失われていない。
新しい挑戦を実はしているというのがすごいかっこいいし、覚悟を感じたんですよね。
(以下、ライブDVDの話)
ライブDVDとライブBlu-rayの『White』映像の件で色んな意見がありました。
(収録内容)うんぬんじゃなく、僕が言ったコメントに対する賛否は結構ありましたし、
先ほどの弁証法じゃないですけど、全部踏まえてなるべくみんなの意見を取り込んで、
良いものを作れるのは本当に一番理想的な(形で)、それは僕のスタイルでもあるんですけど。
メンバーがやりたいことを含めて、ファンの人が見たいことも含めて、スタッフの意見も含めて、全部がみんなが幸せになれるものを常に目指したいというのが、弁証法的な僕の今のところのスタイルなんですけど。
(だから)どんな意見も真摯に受け止めますし、『加藤さんにファンが甘えているんじゃないか?』っていうのも意見も結構たくさん来てたんですけど、その点についてはどんどん甘えてほしいなと思いますし。
メンバーを代表して僕ができることは、なるべく僕が代表して話させていただきたいと思います。
『話すな』っていう意見もありましたが、全部何もかも言うわけでなくね、今回のようにちょっとたくさん皆さんがモヤモヤっとしてた場合はね、なるべくみんなが本当に幸せになることを祈ってる、誰も傷つけたくはないんだが、ちょっと言わせてもらうかなあと思います。今後も。
なんかこう『何でもかんでも加藤シゲアキにいうじゃねえ』みたいな意見もきてたんですけど(笑)、
僕で言えることなら僕に言え、NEWS代表してやるから、という気持ちであります。
加藤さんが相談窓口みたいになってますっていうのも(笑)
相談窓口やりますよ、代表して。
でもまあ、あの、結構ね、結構手厳しいなっていう言葉もあるので(笑)
何でも言ってという気持ちと、結構いうじゃんって気持ちが毎回ね、混在しますけどね。全部読んでると。
でも、まあ、本当甘えて欲しいなと思いますよ。
ライブDVD、まだ出たばっかりなんであれですけど、映像の感想ももちろんそうですし、
MVもね、他のメンバーのことはちょっと言えないんですけど、
僕としては監督も務めた、魂を込めたクリエイティブなクリエイションだったので、その辺も感想を待っておる次第でございます。
事の発端は、2016年4月20日発売の『NEWS LIVE TOUR 2015 WHITE』のDVD&Blu-rayの映像特典でした。
ツアーのドキュメンタリーや、MCダイジェスト当が収録されず、ソロ曲の撮り下ろしMVが収録されることが発表になり、"4人のNEWS"や"ツアーの裏側"等を求めていたファンからは、どうして?という声も上がっていました。
シゲアキ先生のラジオへも映像特典に関するメッセージが多く届き、2016年4月10日の放送で今回ソロMVを収録する意図等が丁寧に語られることとなりました。
今回書き起こした内容は、4月10日放送に対する反響、それに対するシゲアキさんの回答です。
今回に限らず、シゲアキさんはラジオに来たメッセージを全部読んで上で、時にネガティブな意見を取り上げることもあります。
どんな意見も受け止めて、自分の言葉で真摯に返してきたシゲアキさんを尊敬している反面、シゲアキさんが頑張らなくても良いのに、とやきもきする気持ちもありました。
今回の件も、正直なところシゲアキさんが相談窓口にならなくていんじゃない?派だったんですけど、
「ポジティブな意見も、ネガティブな意見も、全部受け止める」「(ファンには)甘えて欲しい」と本人が言っちゃうんで(笑)
加藤シゲアキさん、どんだけ器が大きいんだ!
そして、なんてファンに甘い男なんだ!!!笑
最前線に立って舵取りをしていこうという気概に、やきもきしててごめんなさい、と全力で白旗をあげるしかなく、なんだか笑ってしまいました。
NEWSはファンと心の距離が近くありたいと思っている人たちで、見ている人をハッピーにすることがアイドルの仕事だと強く思っているから、シゲアキさんはネガティブな意見もきちんと受け止めて消化させたいって思うんだろうし、”甘えて欲しい”と言ったのだろうと感じました。
傍から見ると損で難しい役回りだけれど、とっくに引き受ける覚悟を持っていたんだなと、今は少しすがすがしい気持ちでいます。
というわけで、コンサートの柔らかい雰囲気、とろけるように優しい笑顔だけでなく、真摯な姿勢と言葉でもファンに寄り添おうとする加藤シゲアキさんの思いに触れたラジオでした。
いやー、この人本当面白い!!加藤シゲアキさん、引き続きおすすめです!笑
ちなみに、そんなシゲアキさんのファン想いのマーケティング能力を使いまくった新作は、『WHITE』のDVD&Blu-rayに収録されているシゲアキさん監督のソロMVです。
ファンの要望を的確に把握されすぎていて震えた力作、まだご覧になっていない方はぜひこちらも楽しんでください!
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NEWSが再び東京ドームに立った日
早いもので『NEWS LIVE TOUR WHITE 2015』が終わって3週間が経ちましたが、ツアーが終わったことを寂しいと思う間もなくぶっ飛んだ新曲「チュムチュム」がリリースされ、NEWSもファンも大忙しな2015年上半期となりました。
NEWSのイメージカラーである"白"を引っ提げた今回のツアーでは、4人の在り方がかみ合って、お互いに自然と背中を預けあうような、「NEWS」のゆるぎなさ、強さを感じることができました。
「NEWSがやりたいことをやる」と作ったコンサートで、艶やかな色彩と個性的な楽曲に染まった4人。
精緻なセットリスト・4人の歌、観客参加型の構成と、音楽に特化したライブをやり切ったことは、NEWSにとっても大きな自信になったのではないでしょうか。
アンコールでは広い会場にも関わらず、4人でぴったりくっついて曲を披露し、目を見合わせて楽しそうに笑いあっていました。その様子が、今のNEWSを何よりも雄弁に物語っていたように思います。
そんな頼もしく、微笑ましい彼らの姿を思い出しながら、NEWSの4人にとって『東京ドーム』は特別な意味を持つ会場だなぁと改めて考えていました。
2012年、NEWS4人の初めてのツアーで、NEWSはこれまで当たり前のようにコンサートをしてきた東京ドームに帰ってくることができませんでした。
メディアでは「目標」として「4人で東京ドームに立ちたい」とさりげなく口にしながらも、ずっと東京ドームに立てなかった悔しさを抱えていて、手越さんは「もう立てない会場だと思っていた」と語り、増田さんはのちに「東京ドームのステージに立つことはもうないのかなあと思って、すごく悔しかった」と涙しました。
悔しさを鮮明に残した2013年、NEWSは10周年記念ライブで一夜限りの東京ドーム公演を実現することになります。
今回は、NEWSのアニバーサリーツアーのDVDをもとに、今更ながら、NEWSが再び東京ドームに立つまでを振り返っていきたいと思います。
■新生NEWS 東京ドームまでの道のり
NEWSが正式に4人体制になった2012年。「解散が濃厚だった」「最後のステージはもう終わっていたのかもしれないと思った」と本人たちが語るように、新生NEWSとして再びCDをリリースし、ステージに立つまでの道のりは、お茶の間で想像しているよりもずっと険しいものだったようです。
不安と葛藤の中で行われた新生NEWSの初コンサート「NEWS LIVE TOUR 2012 〜美しい恋にするよ〜」。
3時間のステージの上で紡がれた、NEWS再始動の物語は多くの人の心を動かしました。かくいう私もその一人です。
そして、2013年9月。ドラマチックな再始動を背負って、NEWSは10周年を迎えることになります。「ハードルは高い」「今年が本当の顔見世だと思う」とシビアに語ったメンバーの言葉からも、背負ったものの大きさを感じました。
「NEWS LIVE TOUR 2013 NEWS MAKES YOU HAPPY! MAKES THE WORLD HAPPIER!」という何とも大きなタイトルを掲げ、前年の豪勢なお城のセットから一転、360°観客に囲まれたシンプルなステージを作り上げます。これは「体一つ、丸腰で楽しませる」という4人の決意から生まれたものでした。
2012年のツアーが始動であるならば、2013年のツアーは再構築と言えるでしょう。
「NEWSとは?」「NEWSらしさとは?」を観客と共に突き詰めたツアー。その軸となったのは、同年にリリースしたアルバム『NEWS』。このアルバムのテーマはずばり「NEWSのアップデート」。クレジットにはNEWSに縁がある作家さんがずらりとならび、曲調や歌詞、タイトルまでもこれまでのNEWSの曲をなぞるように作られており、聞けば聞くほどコンセプトの面白さが際立つアルバムでした。saecacaoblue.hatenablog.com
似ているようでやはり違う。けれど、間違いなく魅力的。
そんなアルバムを引っ提げて、歌い、踊り、笑い、会場の隅々まで自分の足で走って盛り上げていました。
■NEWSのコンサートの魅力とは?
2013年のツアーで感じたNEWSコンの魅力は、ずばり「歌」です。
NEWSはとにかく歌が良い。メンバーたちも意識して「歌」に注力していることもあり、コンサートを重ねるごとに工夫と成長を感じられるのも楽しいです。
NEWSの「歌」の好きなところを3つだけあげておきます。
①「The アイドル」をひた走る楽曲群
10年以上、応援歌とラブソングを歌い続け、今は崖っぷちからの応援歌とワンナイトラブの歌という一見相容れなさそうなジャンルに定評があるNEWS。
新生NEWSが最初にリリースした「チャンカパーナ」と「フルスイング」が象徴するように、トンチキなファンタジーラブソングと、等身大の青年の弱さと勇気を歌った楽曲を同じように入り込んで歌えるのがNEWSの面白さ。
アラサ―になろうが関係なく、耳馴染みがよくキャッチーな音にのせて愛と勇気を歌い続ける彼ら。最新アルバムの「White」もアイドルソングがたっぷり詰まったアルバムであり、「アイドル」の王道を行くのだという思いが伝わります。
私生活は結構普通の青年らしく、4人でいると完全に大学生ノリNEWSのメンバーですが、コンサートではきらっきらのアイドルです。アイドルとしてスポットライトを浴びて輝く中に、ほんのりと等身大の青年の顔が滲む瞬間。その表と裏の表情がどちらもNEWS楽曲の面白みを生んでいます。
②個性豊かなボーカル
NEWSの4人は声が個性的で、得意とする領域が綺麗に分かれています。
歌割を工夫することによって、人数の少なさを感じさせずに幅広いキャラクター・ストーリー・旋律を歌いあげることに成功しています。
手越さんは強さや情熱を、増田さんは優しさや温かさを、小山さんは切なさや甘さを、シゲはほろ苦い痛みやひたむきさを得意とします。
色で言うなら、テゴマスの2人が暖色系、コヤシゲが寒色系のイメージです。
最近では、優しい増田さんが強さを、実直で男っぽいシゲアキさんが可愛さを歌ににじませるなど、声質の印象を裏切った表現で歌の世界をぐっと広げています。
③ハモリの面白さ
ジャニーズ楽曲と言えば、グループ一丸となって同じ旋律を歌うユニゾンが特徴的ですが、いまのNEWSはとにかくハモリます。主旋律+上ハモ・下ハモも珍しくなく、2015年1月にリリースした「KAGUYA」では4人で違うメロディーを歌うくらい、ハモリが複雑かつ厚いことが特徴です。
中でも低音を磨き始めた小山さんの安定した下ハモは大注目です。
4人になる前から歌っていた楽曲にもハモリパートをガンガン加えており、進化に余念がない彼ら。どの曲も「CDさながら」にとどまらない魅力を持ち、まさしく「ライブでしか聞けない」歌になっていることは間違いありません。
アニバーサリーツアーのセットリストの中に、彼らの「歌」の魅力がグッと凝縮された楽曲があるので、ぜひともBD・DVDで観て頂けたらなと思います。
タイトルは「2人/130000000の奇跡」。ファンの間でも人気の高い失恋ソングを、アコースティックアレンジで披露しています。
ソロで歌った時の個性、全員で歌った時のバランスの良さ、ハモリの厚みを十分に感じられます。
何よりも、儚さとやるせなさが伝わるテゴマスのデュエットから、哀しさが伝わるコヤシゲ(+手越さん)のユニゾンへ、そして最後「壊れちゃいそうだ」と甘く切なく歌い上げる小山さんの大サビまでが絶品。一曲の中にNEWSの魅力がたっぷり詰まっています。
この曲は2013年のツアーでも歌っているのですが、印象がまるで違うのでぜひ聞き比べてみてください。
NEWSの歌は、こんなにも表情豊かなんだ、と感じて頂けるのではないかと思います。
■涙と歓喜の再始動、その先へ
2012年に再始動したときは立つことができなかった会場に、2013年、10周年の記念イベントという形で帰ってきた4人。
最後のあいさつで「今回、僕らの(東京ドーム公演という)夢を叶えてくれて」と涙ながらに語った増田さんは、衣装担当としてNEWSの世界とビジュアルを支え、広い東京ドームを誰よりも楽しそうに駆け抜けていきました。
ボロボロ泣いたあの日から一年。上手く笑えなかった時もあるというシゲアキさんは「ずっとずっと愛してます」と気恥ずかしそうに、けれど素直に、真摯に愛を伝えるアイドルへ。
手越さんは「みんなのこと好きだー!!!」と溢れる愛を、歌・しぐさの全てでぶつけながらも、最後は「好き」以外の言葉が見つからずに困ったように笑っていました。くしゃっと笑った顔がなんだかピュアで、とても眩しかったのを覚えています。
「頼りないリーダーだけど」とよく言う小山さんだけれど、「(数多いるジャニーズの中で)NEWSを選んでくれたからには特別幸せにしたい」「(他のグループに)浮気すんなよ!」のセリフは大変力強く(笑)、「(感謝の気持ちは)活動で返していきます」という一言が何よりも嬉しく、頼もしく響きました。
NEWSの10周年は、4人とファンが改めて"NEWS"を探し続けた日々だったのかなと感じます。
ツアーのラストを飾った東京ドームでのコンサートは、ファンにとっても、おそらくNEWSにとっても、一夜限りの夢のような空間でした。
私は、あの美しい光景が、彼らのリベンジマッチだとはつゆほども知らず、ドームの景色は、以前と変わったのか、変わらないのか分からなかったけれど、会場の真ん中で、6万5千人が作った光に囲まれて自信を得て、歌い、踊り、笑う4人を見ながら、この人たちの紡いでいく言葉・歌・時間・日々が、「NEWS」になっていくんだなと、強く実感したように思います。
そして、2015年6月。「もう一回ここに立てるように」と誓った日から、2年弱が経ち、「歌」に磨きをかけ続けた4人は、ついに東京ドーム2daysを埋められるまでにじわじわと育っていきました。
NEWSのメンバーはよく、「(東京ドームに)連れてきてくれてありがとう」と言いますが、いつもそれは逆だなと思っています。
ドームの隅々まで響く甘く優しい歌、観客の熱を一つに束ね上げていく4人の手腕、会場いっぱいのペンライトのきらめき、NEWSが作り上げた時間は、私の記憶の中でいつも温かく輝いているし、ドームならではの新しい景色を毎公演見せてもらっていると感じているからです。
そして、ドームの真ん中で「やっぱ僕らファンタスティック!!!」と叫ぶシゲアキさんがこれまた格別。笑
涙と歓喜に満ちた再始動から3年。グループの存在感を出していきたいこの状況で、NEWSは4人にとって2回目の東京ドーム公演を成功させ、これまで地道に種をまいてきたことが実ったり、芽が出たり、少しずついい流れが出来つつあるように感じます。
そんな彼らの今の目標の1つは「五大ドーム」を埋められるアイドルになること。大きい会場を埋めることがすべてはない、と言いながらも、広い会場であっても、観たい・聞きたいと思ってもらえるようなグループになりたい、と語っています。
ハードルの高い目標を掲げて勝負し続けるかぎり、彼らの紡ぐ物語は平たんなものではないだろうけれど、今はトンチキでキャッチーでビジュアルが本気な「チュムチュム」を携えた彼らの行く先にワクワクしています。
リリースにあたって、『"チュムチュム"ってなに?笑』と言われたら勝ち、カッコいいとダサいのギリギリを攻めてる、とコメントしていた通り、興味を持たれないことには始まらない!というNEWSマインドを濃く反映した曲ですし、これまでのNEWS楽曲の一つの到達点と位置づけられるのではないかと思っています。
どこまでも攻め続けるNEWSの未来に幸あれ!
■おわりに
コンサートDVDの本編は4人で作ったアニバーサリーソング「愛言葉~てをひいて~」で締めくくられています。
君とみる これからの未来は
鮮やかで 輝いて 広くて
重ねた時間 また始まる
この曲が象徴しているように、いつだって誰だってNEWSと同じ時間を歩んでいけるし、どんと来い!と懐が深いところもNEWSの魅力の一つ。
有難いことに歌番組も沢山ありましたので、まだ見ぬ誰かが4人に魅了され、NEWSファンの仲間入りをしてくれていたら嬉しいなと、勝手に楽しみにしております。笑
ちなみにアニバーサリーコンサートのDVDは、コンサートDVDとしても良いし、通常版にもNEWS4人の旅行風景&バックステージ映像が収められていてお得感満載なので、お時間あったらぜひ!
NEWS楽曲はさらっと聞ける良曲揃いなので、曲を全然知らなくても問題なく見やすい作りになっていると思います。
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もちろん、一度聴いたら耳を離れない新曲もおすすめです!笑
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それでは、またお会いできる日まで!
なにはともあれ聞いてほしい。嵐のアルバム『LOVE』感想
嵐の新作アルバムはその名も『LOVE』。様々な“LOVE”を歌うという直球すぎるコンセプトに負けない名盤。音もアーバンでとにかくシック!飽きが来ない上質さがあり、長く聞き続けていきたい作品です。全員が三十路を超えた彼らにふさわしく、いい意味で肩の力が抜けた大人なアルバムに仕上がっています。
〈LOVE=愛〉をメイン・テーマに掲げ、〈始まるLOVE〉〈勘違いのLOVE〉〈イケイケのLOVE〉〈終わったLOVE〉など、さまざまな〈LOVE〉を楽曲ごとに表現したコンセプチュアルな作品になっています。
(タワー・レコードのレビューより)
嵐ニュー・アルバム『LOVE』リリース記念! 全曲速攻レヴュー - TOWER RECORDS ONLINE
とのことで、バリエーション豊富で一曲ずつころころ雰囲気が変わるのがこのアルバムの面白さ。
嵐の魅力である、洗練された雰囲気と上品さ、ストイックな色気にジャズやソウル、ディスコ、ポップ、ロックと幅広い音楽ジャンルを掛け合わせた時の化学反応にも注目です。
アルバムとしてとっちらかるかと思いきや、きっちり一つの作品としてまとまっている点もさすがでした。
ほんと、なにはともあれ聞いてほしい。迷っている方は是非買いましょう。レンタル、まだ先なので。笑
アルバムのアートワークもとても大人っぽく、上質なデザインでお気に入りです。全部に手が込んでいるので、手元に置いても損はない一枚じゃないかと思います。
初回が高騰中みたいなので、通常版をおすすめ。アルバムだけで十分満足できるクオリティーです。
- アーティスト: 嵐
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- 発売日: 2013/10/23
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この先は、ネタバレしまくりの全曲紹介です。
大丈夫な方は続きから!
特典映像で選ぶ関ジャニ∞のDVD&アルバム
最新アルバムの『JUKE BOX』が名盤!そして、特典映像がまたもや面白い。エイトは本編に加えて特典が本当たっぷりあるので楽しみ方が豊富ですよね。
ファンに向けた特典映像なので、もちろん、エイトを知っていればいるほど楽しめる映像なのは間違いありませんが、他担が観ても楽しめるクオリティーのものが多いんですよ~。特典の枚数もそこそこたまってきたので、今回はJUKE BOXからもう少し古い作品まで、たっぷり楽しめる関ジャニ∞の特典映像を紹介させていただこうかなーと思います。JUKE BOXも含め、若干ネタバレがあります。
また、残念ながら全部のDVDやCDの特典映像を見ているわけではないので私が見た範囲でのおすすめになります。あと、DVD・アルバムともに本編のことは特に触れていません。
そういう何かと雑なエントリーなのでご注意ください><
以上、大丈夫だよーという方は続きから!