エンドレス・サマー

前向きで切ないアイドルたちが大好きです。

12/24≠クリスマス(相葉雅紀生誕祭)

相葉さん、お誕生日おめでとうございます!
ちょっと遅くなっちゃってごめんね。
普段は相葉さんへの愛情ってなかなか語れないんですけど、相葉さん大好きです。
どこが好きとか語れない感じが、私の中の相葉さんです。笑

記念すべき相葉さんの30歳のお誕生日。何を書こう!と迷いに迷った末、以下のようになりました。笑
というわけで、今日は当ブログ初のコンサートレポもどきとして、幸運にも入ることのできた12/16(日)のPopcorn TOUR@東京ドームで行われたあいばーすでーの模様と、感想を。MCのみ全力でネタばれ

うろ覚えなので、MCの内容や言葉の表現はニュアンスでお読みいただけると幸いです><
お付き合いくださる方は続きから!

■12/16(日)MC/相葉雅紀サプライズB.D.

■前フリ編
「東京ドーム初の4DAYSの4日目ですよ。相葉さん、楽しんでますか?」と初っ端から相葉さんに振る翔くん。
そのまま、ローラやってってうちわをすごく見るんだけど、という話に。「聞いたところによるとひみつの嵐ちゃんでものまねやったんだって?」「私が先に謝っておきます。すみません」と食い気味に謝る保護者(笑)
相葉さんのものまね前フリ&大好きな相葉さんいじりのため、「だいぶ特殊なものまねだったので……。伝説的な回でした」等々全体的ににやにやしてるニノ。

「あれは、相葉くんに向けてのうちわだったんだ? 俺に向けて一生懸命振ってくるんだけど、俺やれないし(笑)」
「ほら、あわよくばみたなのもあるんじゃない?笑(うん、確かに。笑)」
「俺よく分かんなかったけど、一応やったよ。オッケーって」ボケボケだけど大野さん優しい!と思ったら、
「優しい!」
隙があればカットインしてくる大宮><

「俺ね、HDDがいっぱいで見れなかったの。(オンエア)見たよーって人?」
「はーい!!(8割くらいの人が手をあげる)」
「オンエア見てなくて見たいよーって人ー」
「はーい!!!!(さっきより多い!笑)」
「皆さんすごく空気の読める人たちだね!」
ちゃんと乗っかる会場。翔くんにお褒めの言葉をいただく。
これに限らずだけど、この日の会場は本当に従順だったw

そのまま、ものまね5連発だったよね?ローラ以外にどんなものまねしたの?という話に。
犬、アントニオ猪木、金八先生まで順調に思い出すニノ。残り1つが思い出せず、会場に聞く翔くんとニノ。
「せーの」「IKKOさん―――!」と叫ぶ会場に、「…どうしよう卑猥な言葉にしか聞こえない」あせりながら笑いあうやまたろ。
近くにいるお客さんに改めて聞きなおす2人。「え? あー、IKKOさんだ! 危ない。怪我するところだった!」と翔くん。笑

そのまま、俺ら見てるから相葉さんやってよーとものまねをやらせるくだりへ。
「え!? え!? なんで一人でやらなきゃいけないの〜><」となってる相葉さんを尻目に、「じゃあ、犬からね」とフリだけして、メインステージに向かう4人。センターステージに残された相葉さんが覚悟を決めてやろうとするものの、手を振る4人にいきなり、きゃー!っと歓声があがる(笑)
「そっちばっか見ないでこっち見てよ!」と一人残されて物まねやるのに、他に気をとられるお客さんにご不満な相葉さん(かわいい><)。それを「本気でやらなきゃ見てくれないよー」と煽る潤くん(笑)
そのまま、ニノのフリで犬→アントニオ猪木→IKKOさん→金八先生とものまねをする相葉さん。
最後にローラのもまね。
「最後、ローラ」
「わーっ!今日はたのし〜っ!…って思った」
「相葉さん、もう二度とテレビでやらないで下さい」
「すみませんでした!」
テレビでは見ていたものの、確かに特殊なものまね(≒似てない。笑)なために、ややスベリ気味な会場。笑 反応の鈍い会場に手で顔を覆い、心折れかけながらも、ちゃんと5個やる相葉さんがちょうかわいい(宿題くんのガチスベリ後を参照w)。笑
恥ずかしがってる相葉さんっていいよね!!笑

Twitterだけは勘弁してね〜」といいながらメインステージに合流しようとする相葉さん。
すかさず潤くんが「もう一個相葉さんにそこでやって欲しいことがあるんですよ」
!!!!!
相葉さんが残された段階で、あれ?誕生日?やっぱりやるの?あれあれ?とざわついていた会場が「来たっ……!」と息をのむ。

更なる無茶ぶりを警戒していたのか、「えっ、なになに?」と素直にセンターステージに戻ろうとしない相葉さん(笑)
「早く真ん中戻れよ〜!うっせーな!」
きゃんきゃん吠える二宮犬。

■サプライズ編
「ちょっと早いんだけど、今年のライブは今日が最後でしょ?」話し出す潤くんに客席から必死でこらえた悲鳴があがる(笑)
今まで30歳の節目を迎えるメンバーにいろいろやってきたじゃないですか「智の記憶」とか「TABOO」とか。1月に年明けてからおめでとうって言うのも気持ち悪いから。と優しい表情の潤くん。
「ぜんぜん知らなかった……」
「代わりに24日は祝いませんよ?(ツンデレさん)」
「少なくとも、ここにいる5万5004人は祝いません(クリスマスの予定=相葉さんにおたおめメールのニノ。笑)」
今日は24日だと思って祝うから、というメンバー。
「分かりました(笑) じゃあ24日だと思って祝われる」
「ローラどう思ったの?」
「わーっ!想像してなくてびっくりした〜っ!…って思った」
もう、びっくりしただけでいいじゃん!と突っ込む4人(笑)
「それでは聞いてください。Friendship相葉雅紀30歳記念バージョン」
もう、曲のチョイスで号泣ですよ!翔くんの時はあんなに楽しくTABOOやってたのに、相葉さんはFriendshipですよ!!
そこの違いに、さすがメンバー、勝てないなと思いました(当たり前です!)。
「運命的な五叉路 一つに繋がり 続いて行く」ですよ!!

モニターには、相葉さんの赤ちゃんから今までの写真が映しだされていました。
中には、メンバーとの写真もあってこちらにもほろり。

そんな映像にもほとんど目もくれず、赤い手袋をつけて笑顔でFriendshipを歌い、踊る4人を見つめる相葉さん。を全力でガン見するまめかん(笑)
そして、4人が踊り始めた瞬間、感極まってすでにぼろぼろ泣いている隣の相葉担。笑

4人のFriendshipは、真っ赤な大きい手袋の効果か、感動的なんだけど、可愛し、ちょっと面白くて。こっちまでつられてにこにこしちゃうような、そんなパフォーマンスだったんです。
だから、きっと相葉さんも優しい笑顔で4人の姿を見守っているんだろうなぁと思ったら、それまでにこにこしていた相葉さんが全く笑わないんです。
それどころか、ドラマでしか見られないような、めちゃくちゃ険しい顔をしてるんですよ。いっそ怖いくらいに。
涙をこらえてるっていうよりは、自分のために踊る4人の姿と、Friendshipがきっかけで思い出される様々な記憶を、目に焼き付けてるような、そんなたたずまいでした。

曲の途中で4人は一度はけ、モニターには一人ずつ、15日に録音した朗読と共に相葉さんへのメッセージが映し出されていきました。

■メッセージ編
「相葉ちゃん、お誕生日おめでとう。
30歳だね。大人の世界へようこそ。
まぁ、特には変わらないと思うけど(自分で否定しといて面白くなってる!笑)。
相葉ちゃんとちゃんと話したのは嵐でデビューしてからだったね。
今までいろんなことがあったね。
でも相葉ちゃんは何一つ変わってない。
これからも、そのままの相葉ちゃんでいてね。
こんど銀座で乾杯だ!

大野智」

相変わらず銀座押しの天然さん(笑)
銀座の話しかしない2人ですが、特に言ってないだけで2人のエピソードとか結構ありそうで興味深いです。
一見かるーいメッセージなんですけど、「そのまま」でいて欲しい、って気持ちは一般的な手紙文句のようでかなり切実だろうと思います。
たまーにアツく話して号泣する相葉さんと大野さん。なんとなく、嵐の他の3人が踏み入れられない領域を2人で解消し合っているような印象です。
「変わらないね」「自然体で」「そのままで」と伝えあう2人は、変わらないことで助け合っている、不思議な2人な気がします。

「相葉くんお誕生日おめでとう。
あなたとはじめて連絡先を交換したのは、たしか嵐になってからのどちらかの誕生日だったと思います。
10年以上、共に時間を過ごしてきたことに驚きと喜びを感じています。
いざ、未来へ。
これからもよろしくお願いします。

櫻井翔

翔くんだったら色んな書き方が出来ただろうと思うんです。それでも、この余計な言葉をはさまないシンプルさが男子高校生な櫻葉だなぁと。
なんだかんだ家でも嵐でもお兄ちゃんやってる相葉さんが、唯一余計なこと考えずに甘えられる相手が翔くんなのかなと。
お馬鹿キャラでいじられるものの、長男な相葉さんは根っこがお兄ちゃんなので、ふわふわしてる大野さん、年下のニノと潤くんには自然とお世話したりちょっと譲ったりするんですよね。
その点、翔くんは年上で、性格も男らしい日本男児なので、心置きなく「翔ちゃん翔ちゃん!!」と飛びついていける相手なんだろうと思います。
2人でばかみたいに騒ぎながらも、見え隠れする甘えん坊な相葉さんと、ノッてあげるお兄ちゃんな翔くんの関係もとっても可愛いです。

「相葉氏へ。
もう15年以上一緒にいますね。
人生の半分以上は一緒にいることになるな。
どうだ、嬉しいだろ!!
友達の少ない私がこんなに長く一緒にいるのは家族とあなただけです。
貴重です。
大切です。
これからもよろぴくー。

二宮和也

はい、えーっと、にのあいはこのメッセージの通りです。笑
まずね、「相葉氏」の段階で会場がざわめきました。ニノを知り尽くしている相葉さんには、そんな風に始めてしまうニノの気持ちもお見通しなのに……。笑 本気すぎる言葉にはさまれる、「相葉氏」「どうだ、嬉しいだろ!!」「よろぴくー」では到底隠し切れない相葉さんへの愛情の重さに、おいしいけど超こってりなフルコースを食べたような、なんとも言いがたい気持ちに。
ひねくれているようで、ひねくれきれず、重たくなさそうで、重たさを隠し切れないニノ
器用と称され、人の懐にもぐりこむ愛され上手なニノが、不器用に不安げに率直に愛情を示す相手。かけがえのない人だよ!と訴え続けるニノちゃんと、それを真正面から受け止める相葉さんの度量。ニノちゃんまるで疑り深い恋人のようですw
きっと、相葉さんがニノに助けられているときもすごくあると思うんだけど、ニノが重たすぎるように見えるこのバランスが、彼らにとって一番居心地がいいんじゃないかと。笑
相葉さん、もしジャニーズじゃなくても、ニノが心配で結婚とかもちょっと迷いそう←
そんなニノのメッセージに、これまで険しい顔を崩さなかった相葉さんの瞳が一気に潤む。ここに、にのあいの重みを感じる私。

「相葉くんへ。
Jr.に入ってからもう人生の半分以上を一緒に過ごしていますね。
Jr.の頃人見知りだった相葉くんは、今では誰にでも明るく接する相葉くんになりましたね。
あなたのおかげで僕らの現場は明るく楽しいです。
いつもありがとう。
これからもいっぱい楽しい時間を過ごしましょう。
本当にお誕生日おめでとう。
そしてこれからもよろしく。

松本潤」

ニノの手紙にやや気おされていて、心ここにあらずな会場。その中で、まさかの「人生の半分以上」被りに、「潤くん不憫……><」と思う私。
この2人は、あんまり強い印象がないコンビだったのですが(画面の華やかさとかではない部分では)、NYも一緒に行ったからか2012年下半期でぐっと距離が縮まった印象を受けました。このツアーでは2人の絡みが多く目撃されていますし、私も実際見ましたけども、潤くんが相葉さんに気兼ねなく触れて、甘えられるようになってよかったなぁと。前まで、お互い踏み込んでいいのか迷っているような、不思議な一線を感じていたので。笑
メッセージ後半、個人的な相葉さんの思い出でも、未来でもなく、仕事をしている相葉さんへの感謝を述べる潤くんの柔らかな朗読と真っ直ぐな言葉に、ついに涙をこらえきれなくなった様子の相葉さん
手に持っていたタオルでそっと目頭を拭いました。

私、相葉さんの泣き顔のイメージって2004年の24時間TVとTimeコンのDVDの「Be with you」だったんですよね。だから、えぐえぐと顔をぐしゃぐしゃにしてぼろぼろ泣くんじゃなくて、こらえてこらえて、それでもこらえきれずに零れ落ちてしまうような、静かな涙を流す相葉さんの姿が数年前と間逆に感じられて、すごく印象的でした。

■その後
その後、ご存知のようにチャイナ×3(大野・櫻井・二宮)と高い中華鍋とおたまをもったコック(松本)が出てきて、相葉さんは爆笑。一瞬でいつもの相葉さんらしい楽しそうな笑顔になるんですけど、その時も「相葉さん泣いてましたよね?」と突っ込むニノに「頑張ってこらえてたから。泣いてません!」とかたくなに認めない相葉さん。笑

本当に泣いてないのか、泣いたことを絶対認めたくなかったのか、そのあたりは相葉担の皆様による協議を待ちたいんですけど(笑)、どちらにせよ、感情があふれ出してしまうような、私が今まで見ていたはずの相葉雅紀はもう見れなくなるんだなと、そんなことを思いました。

根っこは変わらなくても、いつまでも“相葉ちゃん”のままじゃいられないし、“相葉ちゃん”だけでいたくない、んだろうなぁとバックステージから相葉さんの背中を見ながら思いました。
あとね、あいばーすでーで祝われている相葉さんがいつになく年相応の男性に見えて、すごくかっこよかった。私だってまだまだ新米の身だけど、相葉さんが変わっていくことに寂しい気持ちがないとは言わないよ(BGMは『できるだけ/嵐』)。でも、30代の相葉さんは今よりももっともっとかっこいいんだろうなぁと思った。

その後、チャイナ服ムービングステージの下からパンチラ騒動があったり、手紙の朗読は前日にひっそりしていたり(準備お疲れ!)、チャイナ服のフィッテングまでしてたり、それでもなぜかニノに胸ができたり(え!?)、ニノが大野さんにセクハラしてたり、相葉さんちの中華はこんな格好じゃないよクレームがあったり、結婚式レベルのめっちゃ豪勢なケーキが出てきてハッピーバースデー歌ったり、歌ったものの名前の呼び名がバラバラで“まさばちゃーん”だったり、サプライズバースデーが嬉しすぎてテンションMAXでハッピーハイの相葉さんが後半の記憶を失ってたり(えー、思いっきり手振ってくれたじゃん!笑)、しかもハッピーハイにニノが気付いてわざわざ最後の挨拶で言及したからにのあい……!となったり、いろんなことがありました。

相葉さんの表情もさることながら、忙しい中、相葉さんのために時間割いて準備して、泣かせるだけじゃなくて笑顔で終わろう!って感じの4人にもすごくぐっと来たサプライズB.D.でした。


しかし、私にとって最大の衝撃はコンサート終了後、あいばーすでーの冒頭で泣き崩れた友人の相葉担とご飯を食べているときにやって来ます。
「相葉くんめちゃくちゃかっこよかったね〜。わたし、相葉くんから卒業する!!!
 きらっきら笑顔で言い放った友人。
「え―――――っ!」と叫びたかったけども自重した私。うーん。分からなくもないけども。それくらい素敵だったもん。
 卒業とは言うものの、相葉さんが「私の帰る場所」と思っているらしい友人が本当に卒業できるのかは分かりませんが。笑

のちのち書きますが、『ARASHI LIVE TOUR 2012 Popcorn』はそのくらいのインパクトを残し、相葉さんのサプライズB.D.は友人に卒業を決意させるくらいアイドル“相葉雅紀”の輝かしい30代を確信させてくれたのでした。

前途洋々、これからますます輝きを増していくであろう相葉さん。
くれぐれも健康に気をつけて、どうか、いつまでも“相葉ちゃん”と共に
1月からのラストホープも楽しみにしております。
私も、相葉さんへの愛を言葉に出来るよう、努力していきたいと思います。笑

☆ミHappy Birthday! Aiba Masaki☆ミ

本当におめでとう!!!


ざっくり&こんなおちゃらけレポと感想ですみません。笑
そんなわけで、今回は、ちゃんと苦情も受付ます……><
ご意見、ご感想、苦情等ございましたら、コメントorリプでお待ちしております♪

あと、すでに詳細なレポは沢山あがっていると思いますが、ざっくりカットした後半部分も、ご質問orご要望いただいたら覚えている範囲でお答えさせていただきます。

ARASHIC 全曲紹介

というわけで、宣言通りマメな更新ですよ!!笑

今日は久々に嵐のアルバム全曲紹介です。
本日扱うアルバムはARASHIC
2006年7月にリリースされたものです。

お付き合いくださる方は続きから!

ARASHIC

ARASHIC

ARASHIC一覧

1.WISH
 もう花男が大旋風を巻き起こしていたから、2005年めちゃくちゃ聞きました。
 花男始まった当初は、切ないストーリーにWISHの明るさが似合わない!と思っていたけど、なんだかんだ好きになりました。
 この曲は、歌番組の真っ赤な衣装と、大野さんと潤くんの大サビと、CD借りたらぐだぐだのシークレットトークが始まって呆然としたのが印象的。
 今聞くと面白いけどさぁ、嵐を知らない大衆向けではないですよ!!笑
 まぁ、とにかく歌番組大量に出てましたよね。ほんと見たもん。
 この曲は聞きすぎてもはやよくわかんないんですけど、「A・RA・SHI」以来の誰もが知ってる嵐のヒット曲ですし、今の季節に聞くにはぴったりじゃないかと思いますし、なんだかんだ好きです。はい。
 
2.ランナウェイ・トレイン
「君をそこから 連れ出して Ranaway!」の大野さんの突き抜けるような歌声が好きです。
 てか、この曲わりと正統派のアイドルソングっぽい歌詞なんだけど、そのシンプルさと心地よいメロディーが癖になります。
 ギターが凝りすぎてないんだけど、楽曲全体の勢いを作っている感じでかっこいいです。お気に入り。

3.Raise Your Hands
 これは、ちょっとダークな音も入ってて嵐の得意分野の。めっちゃ好きです。2番の「A・B・C Delight!」がなんか好きなんですよね。
 大野さんのフェイクも艶があって色っぽいし、何より「上の方」ってラップしてる翔くんが翔くんすぎて、すばらしいです。

4.きっと大丈夫
 これも歌番組でめちゃくちゃ聞いた記憶があります。この時期ってたしか、にのちゃんが映画だったよね??
 嵐が4人で出てたから印象に残ってるのかもしれません。
 あとね、たしか翔くんが、いかにもラッパーっぽい面白い格好で歌番組出てきて、全力でCD通りの微妙にひっくり返ったラップをするんですよね。初めはミスっちゃったのかと思いました←
 そんなわけで、私の中では、これはとにかく翔くんの曲です。大卒を抱える嵐が「勉強もラスト」って歌うのも面白かったし。
 大野さんって意外に歌うまいんだ!と思った記憶もありますねー。
 コンサートで盛り上がりますし、私みたいにぼーっと歌番組見てる人にもばっちり残る楽曲だったし、今聞いても全然古くないので、キャッチーさと味わい深さを兼ね備えた良曲ですね。

5.Ready To Fly
 これは大野さん楽曲ですね。初めはソロ曲かと思ったので、2番でややビックリ。本当、踊ってる大野さんが目に浮かぶ。
 ベース音も金管のソロもかっこいいですよねー。
 大野さんの声に合わせた楽曲なんだけど、嵐楽曲らしく、トラックに音が沢山入っているので、へぇーと思いました。
 いやぁ。美声です。
 
6.キャラメル・ソング
 次はにのちゃん楽曲です。にのちゃんの優しくて可愛い甘さがある声にぴったりな楽曲ですね。
 大野さんほどソロ感はないし、にのちゃんの声のよさをたっぷり堪能できて良い。なんとなく、にのあいメインで歌ってみて欲しかったかも(笑)
 にのちゃん自身はこんなに甘ったるい人じゃないと思うんだけど、こういう甘くて可愛い楽曲が似合いますね。
 あとね、「ぎゅっと握り合う手と手」あたりで、大野さんがすごいいい表現してるんですよ。にのちゃんだけじゃなくそっちにも持ってかれて困ります(注:まめかんは大野担です)。

7.COOL&SOUL
 本当に何年経っても色あせない名曲ですね><
 嵐のラップ平均値の高さも改めて感じますね。あんまりね、前々から嵐を知っていたら……と思うことはないんですけど、「ここから幕開け第二章」って歌う嵐だけはファンの一人としての視点で見てみたかった
 半端なく鳥肌立つだろうと思います。だって、どうしようもなくもがいてた頃の嵐がこれを歌うんですよ!?
 しかも、「俺らがあくまでも タイトなパイオニア」「二番煎じ」ですよ!?
 これは大分物議を醸したそうですが、ギラギラ&虎視眈々と上を狙ってる翔くんのリリックはほんとかっこいいです。
 アイドルがオールラップ曲を歌う&翔くんがラップのリリックに世間から嘲笑されるくらい大きな目標を掲げるだけでなく、それを現実にしてきたことが、この曲に大きな付加価値をつけたような気がします。

8.旅立ちの朝
 前曲で幕開けを宣言したかと思うと、次は旅立ちですよ。この流れ好きですねー。
 嵐のアルバムには必ず一曲入っている感じの切な明るい系バラード。
 初っ端のにのちゃんの声が柔らかくていいです。
 この曲は、コンサートDVDで見た記憶が強いですね。特に若かりし大野さんが歌う「Stay with me」と「そろそろいくね 明日へ歩き出す」好きで、泣き出しそうな切なげな表情の大野さんもいいんですが、歌っている大野さんを優しい顔で見守る4人の表情がすっごく素敵で印象に残っています。

9.I Want Somebody
 潤くんメイン楽曲。初めて聞いたときに踊る嵐しか思い浮かばなかったのも含めて、好きな曲です(笑)
 実際、コンサートではがしがし踊ってたそうですし、振りも好きですし。踊れるロック、という印象を持った楽曲で、意外と嵐楽曲の中では珍しい部類じゃないかなぁと思います。

10.Secret Eyes
 相葉さんメイン楽曲。相葉さんの声を上手く活かしていると思いますし、何よりこの夏休みの午後みたいなゆるい音と、大学生みたいな歌詞がとっても似合う!笑
 なんか、みんなでカラオケ行って盛り上がっていたはずが、周りに秘密で彼女と抜け出しちゃおうかなぁ、って言いつつも彼女の気持ちを冷静に観察してる歌詞の感じがちょう相葉さん←
 こりゃモテるわ!笑 

11.超2ありがとう
 翔くんメイン楽曲。正直タイトルにうーん、と思ったのですが、なんだかんだ好きです。翔くんが筋が出るくらい全力でレコーディングしてる図が浮かびすぎて!
 他にも、2番の「Hey」「忘れちゃえ」の歌い方が翔くんにしか出来ない独特な歌唱なので、ちょっと面白くて好きです。笑
 あと、感想の金管部隊とベース音がかっこいいですね。

12.CARNIVAL NIGHT part.2
 コンサートの定番曲なので無条件でテンションがあがる曲。大野さんの振り付けも好きです。とにかく、C&Rが脳内再生されますね!
 初めて聞いたときはそこまでじゃなかったのですが、聞き込むうちにどんどん好きになっていくスルメ楽曲です。楽曲の主人公のように、ラテン系の華やかなお祭りに迷いこんでしまったような、色んな感情がすべて消えていくような、そんな気分を味わうことができて面白いです。

13.シルバーリング
 直球バラード曲。にのちゃんがピアノを弾き語りながらソロで歌ってもおかしくないような歌詞です。笑
 バラードなんですが、大宮じゃなく、大野さん/にのあい、になっていたのも面白いなぁと。ギターソロの泣きもいいですね。
 嵐の歌唱力がぐっと底上げされたのか、「ARASHIC」は正統派バラードも浮かずにぐっと響きます。

14.LOVE PARADE
 ジャズテイストでちょこっとミュージカルを見ているような楽しい楽曲。この曲はパレードなんですけど、なんとなく「CARNIVAL NIGHT part.2」のような別世界に迷い込んだ感があります。笑
「一人じゃ見れない夢を見せてくれた君に」「寂しいときはそう僕の手を掴みなよ」とか、ひねっていないストレートなアイドルソング感もあって好きです。
 あと、全体的にこの曲の大野さんソロがすごく好きです(笑) つるんとしつつ、伸びていて。

 改めて聴いても本当に名盤ですね。嵐のアルバムで1、2を争うくらい好きです。ちなみに、ARASHIC」≒「COOL&SOUL」だったので、なんとなくかっこいい系の曲が並んでいるイメージだったんですけど、もちろんのことながら全然違いますね(笑)
 ARASHICの面白いところは、曲の系統がかなりばらばらで、曲のテンションもばらばらなのにも関わらず、アルバムとしてびしっと締まっている印象を受ける点です。相変わらず音楽のジャンルには詳しくありませんが、嵐がずっと打ち出してきたジャズ・ファンクのテイストをうまーく混ぜこんでいるんだと思います。
 また、改めて聴いてみると、メッセージ性が非常に強い「COOL&SOUL」を先頭じゃなく、真ん中に持ってくることで、アルバムとしてのバランスをとっているんだ!という発見があって、そのあたりもすごく面白かったです。
 このアルバムはアルバム単体としてもすばらしい出来ですし、コンサート曲として見てもすばらしい出来だなぁと思いました。
 CARNIVAL NIGHT part.2は今でもセットリストの常連ですし。
 あと、この頃から嵐の歌番組露出をリアルタイムで見ていたので、昔の映像がぼんやり思い出されて懐かしくなりました(笑)

 アルバムがリリースされた2006年といえば、後輩ジャニーズの台頭が目立った一年。嵐が反撃ののろしをあげたような、とにかく攻めと勢いのある一枚だと感じました。
 嵐の楽曲面でも、決意表明としても、嵐の次章を象徴するリリースですし、今聞いても色あせない魅力を持った作品だと思います。
 
 簡単ですが、ARASHIC全曲紹介は以上です。
 ご意見、ご感想等ございましたら、コメントor リプでお待ちしています♪

 また、前回も告知しましたように、12月いっぱい、ブログのテーマリク&その他ブログに関する要望を受け付けております。
 なお、匿名希望の方は、インタビューズをご活用ください。
 こちらも合わせてお待ちしています☆

【舞台】ハロー、グッドバイ感想

珍しく比較的マメな更新です(当ブログ比)!笑
というのも、本当にありがたいことに、こちらの辺境ブログをこまめにのぞいてくださっている方がいらっしゃるようで……。
今年の感謝も込めて年末はブログにも力を入れていきたいと思っています♪

ブログ強化期間ということで、万が一、ブログのお題や更新順にリクエスト等ございましたら(○○番組についてを早く、雑誌の○○について等々)、どこかで伝えてくだされば反映させていただきます。
また、リクエストほどではないけど、気になることがあって匿名で質問をしたいという方は、プロフィールのインタビューズをご活用ください!

前置きが長くなりましたが、今日はファンを心底驚愕させた小山さんの舞台、「ハロー、グッドバイ」の感想です。
千秋楽が終わっておりますので思いっきりネタばれ&一部はすでにツイート済みのものとかぶるかと思いますが、ご了承ください。
お付き合いくださる方は続きから!

■ハロー、グッドバイあらすじ
舞台は都内某所にあるセレモニーホール。
そこでは、一時代を築いた小説家・熊谷創厳の通夜が執り行われていた。

創厳の遺作は妥協の夫婦生活に支配された中年男と、魅惑の女・吉永沙有里の密愛を描く不倫小説『妻いらず』。それがヒットし、会場には参列者も多く、著名人からの弔花が溢れている。
しかし、創厳の息子・安吾(小山慶一郎)の中では、マジメ一遍だった父と作品のイメージが重ならい上、創厳があまり子どもに関心がなかったこともあり、父の死に実感を持てずにいた。

それでも安吾は、創厳の死を受け入れられず、混乱気味の母・七生(秋本奈緒美)を支えながら、通夜を滞りなく進行させようとする。
幸いなことに、この葬祭を担当するのは、自分の中学時代の担任教師で、今は葬儀社を営んでいる笠原章一(玉置孝匡)。
章一の妻・忍(佐藤みゆき)と安吾の恋人・一条瑞樹(田中美保)のサポートもあって、創厳の通夜は故人が大好きだった肉に囲まれ、少し変わったところがありながらも、しめやかに進行していく。

しかし、そこに訳ありな感じで、瑞樹の前夫で安吾の幼馴染・橋本和夫(瀬川亮)がやってくる。
和夫は創厳の葬儀を機に、“復縁”を申込もうと決意していたのだ。

さらに、母と娘と思しき2人連れが現れ、安吾に声をかける。
「あなた、安吾さん? 随分ご立派になられて。…吉永沙有里と申します」

小説に登場する愛人と同姓同名の吉永沙有里(吉本菜穂子)、そしてその娘・絵瑠(升ノゾミ)の出現にショックを受ける安吾。
さまざまな思いが交錯する中、安吾は無事に通夜を執り行い、父を見送ることができるのか…?
(パンフレットより引用)

てなわけで、ハログでは以上のあらすじをなぞりながら、いくつかのドラマが並行しながら進んでいきました。
1つ目は、亡き夫を挟んだ愛人と妻の三角関係(七生→創厳←沙有里)、2つ目は亡き父を挟んだ息子と異母妹の家族関係(安吾→創厳←絵瑠)、3つ目は瑞樹を挟んだ安吾と和夫の三角関係(安吾→瑞樹←和夫)。そこに、安吾くんと和夫と章一3人による、先生と生徒の師弟関係も加わっています。
前二つのドラマがうまく落ち着いた後に、安吾くんと和夫の三角関係が、実は瑞樹ではなく、安吾くんを中心とした三角関係(瑞樹→安吾←和夫)だったことが明かされる、というオチなんですね。

文章にするとなんだかわかりにくくなるんですけど、故人の死をきっかけに愛人と本妻の争い勃発!愛人の娘が正妻の息子に不満をぶつける!行方不明だった和夫がよりを戻すため、現恋人と争う復縁騒動!、とまぁストーリーだけ見ると超ベタなため、見ている分には特にごっちゃにもならず非常に明快。置いてきぼりにはされません。
ついでに、あらすじだけ読むと何がコメディーなのかまるでピンと来ないかもしれませんが、基本的に、怒涛の掛け合いと体を張ったどたばたコメディーの合間にさらっと上記のストーリーが進行しているといった印象でした。
また、コメディーは動きっぱなし、シリアスな場面は動きがぴたっと止まる、というように緩急が目で見て分かるので、笑いどころと核が非常にわかりやすかったです。
ついでに、シリアスなシーンは名台詞ばっかりで、きちんと重みのある舞台でした。

■ハログの主題は?
 これはあくまでわたしの勝手な解釈ですが、「ありのままのその人を愛してこその愛」「人生一回きり、ありのまま、思うがまま生きていこうよ」という竹重さんからのメッセージだと思っています。 
 
 冒頭で安吾は生前の父を振り返りながら、平凡な人生を送ったマジメな父のように、自分も敷かれたレールの上を行くだけなのか、と悩んでいました。しかし、実は父が妻子に内緒で長年愛人を囲い、「男なら肉を食って野蛮さを楽しめ!」といつも言っていたことを知ります。
 安吾は人生の総括とも言えるお通夜の晩に、初めて本来の父・創厳の姿を知り、驚きます。
 もちろん、本来の創厳にショックを受けたのは安吾だけではありません。初めは、浮気相手に寛容な発言をし、余裕のある本妻を演じていた母・七生も多いにショックを受け、愛人・沙有里の存在によって「美しく理想的な小説家の妻」をかなぐり捨て、沙有里と張り合い、つかみ合いの乱闘を繰り広げます。
 知らなかった創厳、知らなかった七生に出会う安吾に、和夫はしきりに自分らしく生きるため、頭のネジを2、3本外してみたらどうか、そして瑞樹と別れるように訴えかけます。

お通夜という、ある種非日常な場において、すれ違い続ける登場人物たちが交わり到達する一つの思い。それが「様々な苦労はあっても、正直に、ありのまま生きる」という選択なんだろうと思います。

■お通夜という場
 竹重さんのインタビューと発言を元に、ハログの中で劇の舞台であるお通夜がどのような場なのか考えていきます。
 まず、お通夜といえば故人と向き合う場所。つまり、安吾(や七生、絵瑠)の心にわだかまっているものと最後に向き合い、解消する場です。
 また、お通夜には神妙で姿勢を正していなければいけない窮屈さが伴います。 お客様には丁寧に接し、なるべく気持ちを落ち着けて平坦に保ち、長時間カチコチでいることが、かえって大声で笑い出したい気持ちを誘う。そんな相反するような心理が、人の感情の起伏を激しくさせ、普段だったらしでかさないようなことをしてしまう特殊な場所として考えられているようです。

 さらに、故人・創厳を偲ぶ舞台設定でありならも、故人よりも今生きている登場人物たちに焦点が当てられ彼らが創厳との関係性をどのように整理し、彼らが次の一歩をどこに踏み出すのか、その選択が主題になっています。
 なので、感情がオーバーに出てしまう空間かつ、残された人たちがもやもやした何かを消化するためのセレモニーとしてお通夜が位置づけられているのではないか、と考えられます。

■七生と沙有里の三角関係(七生→創厳←沙有里)
 ハログの中で私が一番好きだったお芝居が七生と沙有里の対決シーン(笑)
 愛人・沙有里は登場したときには、「あなたじゃ狂えなかったんですよ」等々、七生にケンカをふっかけにきたいやーな愛人にしか見えなかったのですが(笑)、劇が進むにつれて沙有里は覚悟を決めて、愛人になった人なのだとわかり「つまらない男の妻になるより、小説家の愛人になりたかった」という沙有里の台詞がぐっと来ました。

 沙有里は一見創厳の熱烈な愛情を手に入れたように見えながらも、一方で、七生に向けて「燃えるような熱い恋なんて一生続くわけはない。結局創厳が帰ってゆくのはあなたのところだった」と語っています。
 沙有里は世間の冷たい目にさらされること、娘・絵瑠が隠し子になってしまうこと、創厳の愛情が冷めて離れていってしまうこと、様々なマイナス要素をうっすら考えながらも創厳との燃えるような恋愛に自分なりの幸せを見出していったんですね。

 沙有里は愛人になった理由を、「正直という、もう一つの道徳に忠実であったがゆえのことなんです」とも語ります。私は彼女のような選択は出来ないだろうな、と思いながらも、世間の常識や道徳、“当たり前”に縛られず、自分の気持ちに正直に、ただし覚悟と責任を持って生きている沙有里のあり方が、非常に潔く見えました。
 沙有里役の吉本さんが「仕事でも恋愛でも覚悟を決めて責任を取れるなら、何を選んでもいいんだなって。沙有里はその一例なのかもしれないですね」と語るように、最初のテンプレめいた人物像を鮮やかに覆した沙有里。
 愛人という配役ながらも、女性が思わず憧れてしまうような魅力的な女性として表現されていて、どんなキャラクターにもどこか憎めない愛嬌があるのもこの舞台の魅力だと感じました。

 一方、母・七生。初めはやや混乱気味(創厳が好きだったからと、棺に生肉を入れる、創厳の遺体を庭に埋めたがる)ながらも、喪服をきちっと着こなしていた七生ですが、沙有里の登場をきっかけに雲行きが怪しくなります(笑)
 沙有里が創厳の愛人だと知った七生は、ショックでお酒に走りへべれけになって、喪服もまとめ髪もぐしゃぐしゃに乱れた状態で再登場。
 そして、ぼろぼろですべてを投げ捨てた素の七生と沙有里がつかみ合いのキャットファイトを繰り広げながら、2人は自分の本音をぶつけ合います。子供みたいに小さいことで張り合ってる2人の姿がすごく笑えるし、いっそ滑稽でありながら、その中でお互いが創厳に抱いていた愛情を知り、同じ人を愛した2人だから分かり合える思いが確かにあると感じられた時に、すごくじーんときました。
 その様子に、2人が全力でキャットファイトをして、本音をぶつけ合うことが、彼女たちが創厳の死に向き合うために必要なことであり、彼女たちにしか出来ない供養の方法なんじゃないかなぁという気がしたんですよね。
 七生役の秋本さんが「やっぱり沙有里さんとは形は違っても、同じ人を愛していた女同士なんですよね。だから、またどこかであったら創厳さんの話ができるのかもしれない。七生さんの年齢でないと無理だと思うんですけど、どこかで「この人はこんなにも愛されていたんだわ」という思いもあるじゃないですか。これは私の意見ですけど、自分が好きな人のことを、誰かが好きだって言ってくれると嬉しかったりするし(笑)」と語っていますが、七生は沙有里の存在を許すことは出来なくても、分かり合えるし理解できるし、最後には沙有里の愛情と支えを少ーしだけ認めたんじゃないかと思います。

 七生は、どんな相手でも無条件に切り捨てられない優しさを持ってるし、本当はすごく素直な人なんだろうなぁと感じました。初めはちょっとズレてるけどほぼ完璧な未亡人っぷりに、ちょこーっと感情移入できなかったんだけど(笑)、後半はとってもチャーミングな人だと思いました。創厳の浮気に怒りが収まらなかったり、女として沙有里に負けと思いたくなかったり、でも負けてしまった瞬間があることが悔しくて仕方なかったり、そういう感情も全部創厳への愛情に通じていたり。七生もね、沙有里とは全く違うんだけどとっても魅力的な女性です。
 沙有里が七生に、キャットファイトのときのような姿を見せたらよかったのに、と言うシーンがあるのですが、七生はずっと創厳のことが好きだったから、そんな自分は見せたくなかったんじゃないかなぁと思いました。きっと、本来の七生は結構乙女なんじゃないかと。笑

 また、七生は冒頭で「創厳を庭に埋めたい」と言っていましたが、舞台の一番最後、その宣言通り創厳の棺らしき影をどこかに運んでいく七生の姿がありました。
 安吾くんが「絶対嫌だよ!!」と主張してたように、ちょっとぞっとしない話ではありますが、これも七生さんならではの愛情表現だろうし、ずっと近くで創厳の存在を感じていたいからかなぁとも思いました。
 自分より大きい創厳を担いでゆく七生さんの姿を見て、秋本さんの「創厳さんと七生さんの関係は、やっぱり幸せなものだったんじゃないかな。(略)妻としても母親としても幸せだったんじゃないですか。だからこの物語の最後まで、七生さんは純粋に創厳さんが好きなんだと思います」にまるっと同意できました。
 この3人は歪だけども、彼らなりの答えにたどり着いたんだろうなと、そう思えるラストでした。

■親子・兄妹の関係(安吾→創厳←絵瑠)
 ここについてはそんなに濃くは無かった(と思う)んですけど、先ほどの七生・沙有里・創厳の三角関係と同様に、創厳の死後に安吾と絵瑠がお互いを理解しあう構図で、兄妹として新しく家族関係を築く展開でした。
 絵瑠は愛人の隠し子であり、父・創厳に愛された記憶もなく、自分の出生にコンプレックスと孤独を抱えていました。それを隠すための虚勢が、彼女のエキセントリックな態度の表れであり、きっと愛されて堂々と生きてきただろう安吾に対する敵対心になっていました。
 しかし、安吾も創厳に特別愛された記憶も無く、この時点では明かされませんが、安吾も恋愛対象が男という、周囲にはどうしても知られたくない秘密を抱えています。
 同じ父親を持ち、似ているようで違う“負”を持つ2人。その2人が言葉を交わし、本物の「兄妹」になり、安吾ははしゃぐ絵瑠を肩車して走りまわります。このシーンもやっぱり可愛いながらもじーんのきました。

 ある意味で、この2人は創厳と沙有里の“ありのまま”の被害者だったと思うんです。異母妹がいることも、隠し子として生まれてくることも、子どもからするとだいぶ辛い。
 なので、この解決はややご都合主義だし、特に創厳の姿勢に疑問は浮かぶものの、どんな形であれ「絵瑠」を舞台に出し、一つの解決を見せたこと自体が劇としてのまとまりに直結していてすごく良かったと思います。
 こうやって書くと賛否ありそうですが、短いシーンながら、絵瑠に救いがあったことでこちらが救われた気がします。
 また、最初は絵瑠が役者さんに比べてちょっと子どもっぽすぎる!と思ったものの、安吾との年の差が感じやすく、安吾がだいぶお兄さんとして振る舞い絵瑠を受け止めているんだ、というのも補完できてよかったかなぁと。
 いろいろ抜きにすると、とにかく肩車が可愛い2人でした(笑)

■安吾と和夫と瑞樹の三角関係(瑞樹→安吾←和夫)
 これについては散々感想等々飛び交っていると思うんだけども(笑)、当初は和夫が瑞樹に復縁を申し込みに来たように錯覚させといて、実は違った!というオチで実は(瑞樹→安吾→←和夫)だったことが判明するわけです。
 まあ、明らかに和夫と安吾の挙動がおかしい場面があるので(瑞樹の扱いが2人とも超適当!&瑞樹をスルーしながら2人の問題だ発言&瑞樹に言ったはずの台詞に安吾が過剰反応&瑞樹の態度に煮え切らない安吾)、結構序盤から「あれあれ……?」と不穏な空気を感じつつも「まさかね……」と思っていたらまさかのオチでした!笑
 たぶんね、その直前にあった七生と沙有里のシーンまでめっちゃ丁寧に作りこまれていただけに、やや安直な感じのオチを持ってくると思いたくなくて、そういう驚愕も入っていたと思う(笑)
 もちろん、主題とか含めると納得のオチなんだけど、そこまでの冷静さは観客にない!笑

 実は中学時代に付き合っていた安吾と和夫。冒頭の和夫の台詞にあるように、2人ともちょっとずつ大人になる中で常識だったり、世間の目だったり、そういったものが気になって悩んで、離れる決断をして、女の子と付き合ってみたりして、和夫にいたっては瑞樹と結婚までして。大人になって、昔よりももっともっと自分の気持ちの先にある困難も予測できる中で、やっぱり気持ちに嘘はつけない!と結論を出す2人。
 小山さんが「安吾は素直で率直だから、自分を取り囲む人や状況にうまく乗り切れないんです。だから回りに翻弄されてしまう。器用な人なら、ウソをついてでもうまく対処できるはずなんだけど」と語るように、最後の最後で瑞樹を選んで器用に生きられない正直者が安吾なんだろうなぁ。
 たぶん、安吾は自分の秘密をどうにか隠したくて、精一杯保守的に、ひっそりつまらない人生を選んできて、でも父の死がそんな人生に疑問を抱かせ、父の隠されていた人生が安吾のきっかけとなります。安吾にとってこのお通夜は、構ってくれなかった父親からの最後のメッセージみたいなものじゃないかな。
 そんな安吾を開放するアイテムが「肉」。肉を食べた安吾は父がのりうつったかのように、野蛮(≒常識から解き放たれる)になります(笑)
 そして、和夫と強く抱きしめあって、「ありのまま、困難を生きる」ことを決意します。
 安吾の選択も、すべての人にとって最良の選択ではないかもしれないけど、超ラブラブな2人のシーンを見ているうちに、それでも安吾にとってはこれがまごうことなく最良かつ幸福な選択なんだろうと思えました(笑)

「その人の難題をも愛す」はやっぱり印象的なワードだったんだけども、きっと、「ありのままのその人を愛す」と言い換えることも出来るんだろうと感じました。すごく難しいことであると共に、そのハードルを越えることが出来た相手はやっぱり唯一無二の存在であり、劇中では安吾と和夫の関係がそれにあたったんだと思います。
 2人は良くても、瑞樹は二重に裏切られたようなものだし、母親思いの安吾はいつか和夫との関係に悩む日が来るかもしれないし、彼らの将来を思うと、大団円で終われるほど能天気ではないんだけど、それでも安吾はお通夜の最後で「ありのまま」を選んで父を送り出すのです。

■ハロー、グッドバイ
 このタイトルどこから来てるんだろう?と思ってたんだけど、なんとなく、送り出す創厳への挨拶みたいなものかなぁと感じました。
「“ありのまま”の創厳」に「ハロー」そして、「グッドバイ」
 この晩は、安吾が創厳に「ハロー」そして「グッドバイ」をきちんと言えるようになるための日で、安吾が自分の行き先を決め父を無事に送り出せたことを示しているんじゃないかと思いました。なので、ある種巣立ち、なのかもしれません。
 また、「ハロー」「グッドバイ」は相反する意味を持った単語なので、「ありのまま」だから幸福で「ありのまま」だから辛い、みたいな、登場人物たちが「ありのまま愛し」「ありのまま生きる」未来に存在する、大きな幸福と大きな困難の象徴でもあるのかな。
 
 ここまでいろいろ書いてきたんですけど、やっぱり「ありのまま生きよう」というメッセージだけじゃなく、その道は「同時に知らずにいられたはずの困難も付随する」ときれいごとで終わらない痛々しい未来(沙有里や絵瑠の存在と過去がそれを感じさせた)も想像する余地があったのがすごくよかったなぁと。
 同時に、矛盾するようだけど、各々が虚勢を脱いで、欠点を受け入れ、完璧な人間じゃなくてもいいから自分に素直に生きていこう、とするシーンでは、素直に生きるからこそ見えるもの、分かる喜びがあるんだろうってこともすごく感じられた。

 また、この劇に出てくる登場人物は、愛人なら愛人、本妻なら本妻と、一見ものすごく記号らしいキャラ付けをされています。劇が進む中で、そんな人たちが建前を捨て、本音をさらけ出していく姿が滑稽であると同時に、とっても人間味のある温かさを感じさせてくれました。
 そんな登場人物たちを見ていると、人の隙だったり欠点こそが何より愛おしい、そんなことも思わせてくれました。
 最近肩の力が抜けて、のびのびとファンにいろんな面を見せてくれるようになった小山さんにぴったりの舞台だったのではないでしょうか。

 竹重さんの人生観を反映させたとのことで、どたばたコメディー&明確なストーリーながらも、人によって違う解釈も出来るだろうし、共感できる部分も違うだろうし、こうやって沢山語れる奥行きがあったのも素敵でした。

 ここではストーリーのことばかり触れましたが、小山さんの長身と聞き取りやすい発声は舞台に映えますし、ビジュアルも本当に絶好調
 タイミングとリズム命のどたばた劇の中で全くミスをせず、周囲の大物たちと対等に芝居をしていた小山さんには努力と負けん気を感じました。
 あとは、キャスト陣が本当に素敵だった。特に、秋本さんと吉本さんの演技が好きでした。もちろん、小山さんにたじたじになるほど全力で迫っていた瀬川さんにもお礼を言いたい(笑)
 ついでに丸シゲが、Myojoでコメディーはお客さんよりも早いテンポでボケとツッコミをしなければいけないから、考えなくても動けなければいけなくて大変!というお話をしていたのを思い出しました(笑)
 時に天然を発揮しながらも、堂々と座長をつとめ、全力で尖ってお芝居してる小山さんを見られてよかったです。舞台見るだけで頑張りが伝わってきて、小山さんにとっても満足感のあるお仕事になったんじゃないかと感じますし、そういうお仕事を見せてくれることが一番嬉しい

そして、ハログといえば、忘れちゃいけないのが安吾くんのTwitter。ここで小山さんのよさだったり、事務所からの信頼を感じたりして、それにも感動してました(笑)
あとグッズのポストカードに書かれていた小山さんのコメントもとっても素敵。迷ったけど買ってよかったー>< というわけで、もし買いそびれてしまった小山担さんがいらっしゃいましたら、お友だちに見せてもらってください!笑

いまさらながら、舞台もTwitterも、本当にお疲れ様でしたー!
メンバーの感想がききたいぞー!!笑

簡単にまとめるつもりが、なんだか結構長くなりましたが、ご感想等ありましたら、コメントorリプでお待ちしています♪
ストーリー詳細&萌えレポ的な部分がほぼ無くて申し訳ありませんでした。笑

アイドル小山慶一郎のルーツを考える

ご無沙汰しております><

新生NEWSも良曲ぞろいのシングルを発売!DVD発売も決定!というわけで、いい知らせが続きますね♪
書きたいことは山積みなんですけど、ここ数週間はこの記事にかかりきりで全く書けず。すみません(笑)

今日は、小山さんのMyojo10000字インタビュー感想です。
このシリーズもとうとう最後の一人。
満を持して小山さんの登場です!!
Myojoの2011年9月号を参照しています。

増田さん・シゲ・手越さんはこちらから↓
アイドル増田貴久のルーツを考える - エンドレス・サマー
アイドル加藤成亮のルーツを考える - エンドレス・サマー
アイドル手越祐也のルーツを考える - エンドレス・サマー

インタビューの言葉から小山慶一郎があふれ出しているので、機会があれば記事を読んでいただけると幸いです。
人柄だったり、温かさが伝わってくると思います。
苦戦したわりに、悔しい出来上がり。いつか手直ししたくなりそうです><
また、かなりの長さなので、お時間があるときにお読みください(笑)
お付き合いくださる方は続きから!

■Myojo10000字インタビュー
今回は、Myojoの2011年9月号に掲載の小山慶一郎10000字インタビューを元に書いています。

以下、以前のルーツを考えるシリーズと繰り返しになります。
NEWSの10000字インタビューは2011年の7月号のぴーさまから始まり、手越さん、小山さん、まっすー、シゲアキ先生、離脱後の亮ちゃんへと続いています。
というわけで、この10000字インタビューを受けているときは、ファンは知らなかったものの、すでに2人の離脱が決まっている時期ですね。
そんなことを考えつつ、小山さんのインタビュー感想スタートです!


■感情豊かで人なつっこい幼少期
小さい頃は怖がりで泣き虫。海水浴では波が怖くて海に入れず、飛行機に乗ったときはずっとぬいぐるみを抱きしめていた。一番泣いたのは保育園に入るとき。「オカンと離れるのがイヤで毎日毎日泣いて」3日で保育園をやめたそうです(笑)
 
甘えん坊だけども、決して内気ではなく、むしろ目立ちたがり屋。毎年地元のお祭りではっぴを着て神輿の上に乗るような子だったといいます。人見知りをしない気質をご実家がラーメン屋でお客さんが出入りしていた影響と分析する小山さんですが、このエピソードからも人なつっこさを感じますね。
幼稚園時代は結構モテて、初恋もすませ、野球も始めています。とはいえ、手越さんほど一途ではなく、Jリーグ開幕の波に流されてキャプテンなのにも関わらず、野球をやめてサッカーをやろうと思ったそうです(笑)

小学校時代には、野球を続けながら可愛らしい告白をしたり、応援団やリレーの選手になったりと、順風満帆の小学校生活を送ります。
もともとプロ野球選手になりたくて、芸能界なんて全く考えたこともなかったと言います。ただ、「姉ちゃんはSMAPの香取くんのすごいファンだった」ために、振り付けを一緒に覚えたりしていて、全く知らないわけではなかったようです。
小山さんをジャニーズに導いたお姉さんとは、一緒にいる時間も多かったようです。
「うち、小5で両親が離婚してるんだけど、オカンはラーメン屋で遅くまで働いてたから、夜はずっと姉ちゃんとふたりでいた」弟の面倒を見なきゃ!という意識があったお姉さんとは些細なことでケンカをしながらも、「なんだかんだ、ふたりきりだったから仲よかったよ」と姉弟関係は良好。昔から家事をやることが当たり前だったために、今でも家事に抵抗がないそうです。素敵ですね!笑
中学時代は、やんちゃな子とも上手く付き合いながら学級委員をしていて、すごく楽しかったそうです。
そして、小山さんの転機、「高校受験」がやって来ます。

小山さんを考える上で、人当たりのよさは一番に出てくる部分だと思うのですが、やっぱりご実家がラーメン屋さんだった、というのが大きいようです。お店に伺ったことがないので、雰囲気は分からないのですが、地元の方に愛され、子どもの頃の小山さんはお客さんにたっぷり可愛がってもらってたんじゃないかなぁ。
様々な人に常に囲まれながら育ったために、人見知りせず、誰にでもオープンな小山さんが出来上がったんじゃないかと思います。感情豊かなのも、常に周囲に人がいる状況&強制されたりとがめられることの少ない環境だったからだと感じました。
お母様が忙しかったために程よく自立しているものの、お姉さんがいらっしゃるので、甘え上手な部分は残った印象です。これで小山さんが第一子だったり、ひとりっこだったら、もっとしっかり者全開で甘え下手になっていたんじゃないかなぁ。

■高校受験失敗
小山さんが人生のターニングポイントとしてあげる高校受験。同じ学校から何十人も受けて、自分だけ落ちたうえ、自分が思い描く高校デビューが出来ず「人生終わった」と思ったそうです。
楽しそうな友だちを見ながら、ダサイ指定バッグを持って通う日々。「俺、もう高校やめる」と毎日家で泣いて愚痴をこぼす小山さんを見かねてか、「姉ちゃんがある夜に、“髪型セットして! 好きな服着て!”」と履歴書用の写真を撮ってくれたといいます。
3ヵ月以上経って書類審査で落ちた!と思った高1の冬。友人とひと晩中雪合戦をして、朝方帰った日に奇跡が起こります。「それが忘れもしない2001年の1月21日。俺、いつもは絶対裏口から家に入るんだけど、その朝だけは表から入ろうと思って」「ふだんはポストなんか見ないのに、なぜか見てみたりして」「そうしたら、封筒が届いてて、“1次審査受かりました”って」
2次審査の日程は、ポストを確認した、まさにその日。虫の知らせというのか、もし次の日にポストを開けていたら“アイドル小山慶一郎”はいなかったのかもしれません。
アイドルのイメージが金髪&ピアスだった小山さんは、コンビニで買ったカラーリング剤で金髪にし、お母さんのイヤリングを借りてピアス代わりにし、寝ないでオーディションへ(笑)

■運命のオーディション
会場に行ったら300人のオーディション生が。かっこいい人ばかりの会場を見て、「マジかよ!? 受かるわけない」と思ったそうです。
V6の“愛のメロディ”の振り覚えから始まったオーディション。踊れる順にA〜Fに分けられたものの、小山さんはFグループに。「もうやる気をアピールするしかないって、振り付け師に“ここのステップわからないんですけど”って質問してアドバイスもらって」そうしているうちに、「オマエ、いいな。Aに行っていいぞ」と許可が出たそうです。
その後、ジャニーさんに「この中で野球をやったことがある人」と聞かれ、手を挙げた小山さんを含めた5人が無事に合格。
合否はその場でわからなかったものの、会場を出るとき、ジャニーさんに「ユーその髪色ヤバイよ。金髪まったく似合わない。あと、そのピアス何?」と言われ、来週までに黒髪にするように指示を受け、後日雑誌にフレッシュJr.として紹介されたことで合格を確信したそうです。
合格者は「Aグループだけから出てたわけじゃなかったし、金髪もピアスもかんちがい」。小山さんの狙いは当たらなかったものの、目立つことには成功し、年齢的にもぎりぎりの高1でラストチャンスを掴みます。
合格後は泣いていた日々が一変、いきなり楽しくなったそうです。
お姉さんが履歴書を送った理由は「つまんなそうにしてたから」「姉ちゃんも高校をやめようと思ったことがあったらしくて、それでもつづけたら楽しいこともあったから」と、オーディションがきっかけになったらいいなと思ったそうです。そんなお姉さんのことを「いいヤツです(笑)」と話す小山さん。
そして、「姉ちゃんが履歴書を送ってくれたから、いきなり希望の光が見えたっていうか」「俺、自分のこと完全に負け組だと思ってたから、やっと目標を持てた。がんばるきっかけができた」と語ります。
このオーディションの下りを読むと、小山さんとご家族の関係にもうるっとしちゃいますね。
相応の努力をしながらも、いろいろと器用にこなしてきた小山さんが初めてぶつかった壁が高校受験。しかも、受かる自信があっただけにより一層ダメージが大きかったんだろうなぁと思います。こういう気持ちすっごいわかる!わかるよー!
その悔しさとか、情けなさを覆して前向きなエネルギーに変えたきっかけがオーディション。本人が語っている通り、高校受験は“負け組”だったけども、これから全部が“負け組”なわけじゃないって、そう思えたことが一番重要だったんだろうなぁ。Jr.の子たちって正のエネルギーのかたまり、みたいな印象があるので、上しか見てない人の中に放り込まれるのも刺激的だったんじゃないかと思いました。
オーディションでは、やる気をアピールする、ってところがほんとに小山さん!なんだかんだぐいぐいいくし、努力家だし、素直ですよね(笑)
小山さんの魅力として、ひたむきさとてらいのなさがあると思ってるんですけど、そういう部分も存分に感じられる気がしました。

■運命のシンメと出会う
小山さんは入ったとたん、ジャニーさんの指示でしげとシンメを組むことに。第一印象は「おぼっちゃんみたいなヤツ」。決して好印象ではなく、どの仕事もしげと一緒で「なんでこいつとやらなきゃいけねーんだ。全然タイプちがうし」と思っていた小山さんですが、すぐに仲良くなり「買い物行って、おそろいの服買ったり」「一回、ケンカしたこともあったけど、すぐ仲直りしたな」と良好な関係を築いて現在に至り、「社長には何かが見えてたのかもしれない」と語ります(笑)
コヤシゲについては重たいので割愛(笑) ほんとジャニーさんの人を見る目は只者じゃないですね……。改めてすごい!
小山さんは芸能界を「とにかくおもしろかった」と語ります。入って一週間後には、唐突にNHKに呼び出され、振り付けを覚え、衣装に着替え「ユーは、あの舞台の真ん中に立つんだよ! 行ってこい!」とわけもわからずに少年倶楽部でダンスを披露し、TVデビュー。レッスンは大変だったものの、「見るもの聞くもの、すべてが初めてで楽しかった」そうです。
タッキーと赤西くんとごはんにいったり、KAT-TUNと仲良くなって田口くんに振り付けを教えてもらったり、人との出会いも思い出も多く、相変わらずコミュ力マックスの小山さん(笑)
そういった人との出会いが多かった、光一くんの舞台「SHOCK」について、「光一くんっていう揺るぎない座長がいて、プロ魂を見せつけられて、やんなきゃやべーって空気だった」「ふだんはもちろんライバルでもあるけど、いい舞台を作り上げるための仲間だった」と語ります。
小山さんに限らず、Jr.のライバルであり仲間、という関係性はほんっときらっきらしててますね。

■成長の詰まったJr.時代と念願のデビュー
もともとの高校が芸能活動禁止だったために、小山さんは高校二年生で転校。すごく大きな分岐点だったと思うのですが、
「でも俺は、芸能界を捨てたら、目標を持てなかったころに戻っちゃうって思ったから」
「ジャニーズと高校を天秤にかけたら絶対に迷わない」
「楽しいのはもちろんだけど、そこには計り知れない希望があるんですよ」
「売れたいとか、そんなことじゃなくて、スターの後ろで躍らせてもらったり、スターのそばにいると、“俺、もっとがんばろう。もっとかっこよくなりたい”って自然に思うようになる」
「男としての欲というか」

と迷いはなかったといいます。

「(ジャニーズには)計り知れない希望がある」って言葉、額にかけて飾っときたい(笑
小山さんのどこか純なところって、対相手じゃなくて、対自分にベクトルが向くところかなぁと思うんですけど、ここもまさにですよね。Jr.の経験が刺激になり、新しい扉を開くきっかけになり、小山さんにとって欠かせない場所になっていたんだなぁというのも改めて感じますね。
そんな小山さんはJr.時代に悩みはなかったそうです。というのも、「まだ仕事として認識してなかった」「Jr.同士で明るい話しかしなかった。“次はあれ出るぜ!”“俺はあれ!”」という風だったからだといいます。負けず嫌い&コンプレックスが強い子だったら、結構悩みそうな会話してるなぁとも思うんですけど(笑)、部活に近い気持ちで活動をしていて、努力やらがすべて内面に向いている小山さんは特にひっかからず、明るく高めあっていた印象のようです。
そんな中、小山さんはまたひとつ、大学受験という、大きな選択をします。決めた理由は「俺は高校でいちど志望校に落ちてるから、リベンジって気持ち」があったためと、「Jr.は20才までって決めてた」からだといいます。高3になって周りが見えてくる中で、「保障のない世界だから、将来のことも考えて、ちがう道を歩くことも考えておこう」と決め、コンサート→塾→ビジネスホテルで泊り込んで勉強、という生活を送ったそうです。
そんなことが出来た理由について、「Jr.時代にがんばることのコツを学んだ」と語ります。「Jr.って、本当に短時間で膨大な振り付けや歌を覚えるんだけど、それはもう尋常じゃない早さ」「でも、それを当たり前に覚えていく。やんなきゃ自分が落ちていくだけだから」「厳しい世界だけど、そこにいることで自然と集中力や瞬発力は身につく」「Jr.って、ある意味デビュー後より厳しい世界だし、頭も体も、誰よりも使ってる」小山さんが選んだジャニーズの生活が、リベンジ受験にも繋がった瞬間ですね。

小山さんは入所が遅かったために、同期に先を越される経験はしていません。ただ、年齢的に次のバレーユニに選ばれなければデビューはないと思っていたために、すごくデビューを意識していたそうです。そのため、「ユー、NEWSだから。バレーボールの応援団だから」と言われた時にはうれしくて、「しげとメシを食いにいって水で乾杯したからね。“この後、俺らオッサンになっても一緒なんだよな。おぼえてる? ホント、俺とオマエって最初から一緒だったよな”って語り合っ」たと言います。
しかし、その一方で、Jr.時代に組んでいたK.K.Kityから抜けてデビューしたために、同期で仲の良かった横尾くんに対して、複雑な気持ちもあり、キスマイのデビューがすごく嬉しかったといいます。これは、小山さんが述べていたように、おいていかれる経験がなかったからこその優しさなのかなぁとも思いました。

■小山さんにとってのJr.時代
Jr.時代の忘れられないエピソードとして、タッキーのバックで踊っていたときに「そのままじゃバックで終わっちゃうよ」「がんばろう、気持ちが大事だよ」とタッキーがセンターから小山さんを見て、励ましてくれたことをあげています。「ただがんばるんじゃなくて、がんばる方向性の大切さ」と、がむしゃらなだけじゃなくて、何らかの気持ちを持って舞台に立つ、その気持ちの持ち方でパフォーマンスが変わってくること、そんなことをタッキーから学び、少年倶楽部のMCでもその学びを後輩に伝えていたそうです。
小山さんの成長と自信を得たこの時期のことを、「人生を180度変えてくれた大事な時代だった」と振り返ります。
「高校受験に落ちて、人生終わったとか、負け組みだって俺は思ってて、でも今は、高校に落ちてよかったって言えるから。人生は不思議だなって」
「落ちたからこそ出会えたこと、考えたことがあるから」
「大事なのはその時のベストを尽くすことなんじゃないかなって今は思う」
「高校に落ちたとき、周囲の大人に、“人生で起きるすべてのことに意味があるんだよ”って言われたんだよね」
「あのころは意味がわからなかった。“高校に落ちることに何の意味があるんだ?”って思った」
「でも、今ならわかる。今の自分にたどり着くために必要な挫折だったんだって。意味があったんだって」
「だけど、忘れちゃいけないのが、まわりで見守ってくれている人がいるってことだと思う」
「俺で言えば、オカンや姉ちゃん。もう頭上がらないですね、特に姉ちゃんには」
「人生を変えてくれた人だから、絶対に感謝の気持ちは忘れちゃダメ」

やっぱり、この経験が小山さんの核なんだろうと思いますね。環境はあくまでも環境であって、その中で何をするか、ジャニーズに入って自信を取り戻す中でそういう思考に辿りついたんだろうなぁ。
高校受験失敗で新しい目標を見つけられずに泣き暮らした小山さん。悩みが小さい!打たれ弱い!って感じる方もいるかもしれないけども、自分に置き換えたらとっても大きい出来事だと感じたし、私は共感出来る悩みだと思いました。こういう感覚も含めて、小山さんは比較的「ふつう」なんだろうと思います。ただし、限りなく「真っ当」
小山さんの分岐点は、負った傷をどうやって乗り越えていくのか、乗り越えたあとに何を思うのか、そこに尽きて、それを正面から超えていった人だと思うんです。
小山さんを全く知らなかった頃、さわやかだけど、一見ふつうのお兄さんっぽいなぁと思ってました(笑) だから、なんとなく近い存在な気もしてました。でも、よくよく知ると、芯が強くてひたむきで、飾らなくて、最後に周囲の感謝でしめる温かさを持っていて、小山さんの「真っ当さ」にやっぱり遠い人なんだなぁとも思うんです。
全くもって上手く言えないんですが、小山さんのあり方によって小山さんをすごく近しく感じ、小山さんの努力によって「真っ当」の極致に到達し、アイドルらしい遠さと輝きを持ったという印象です。
そんな特性が、周りにいそうでいない、でもふとした瞬間に隣にいて欲しい人、小山慶一郎のポジションの源なのかなぁと。

■MCともうひとつの分岐点
初めてのコンサート、MCで一言もしゃべらず、会場が静まり返った中、「なぜか、メンバーみんなが俺を見たんだよね」「これは、しゃべらなきゃいけないぞと。それ以来、いつの間にかMC担当なんだよね(笑)」と語る小山さん。当初はリピーターの存在を知らず、毎回同じMCをしてなんだかウケないなぁ?なんてことを思っていたそうです(笑)
結成当初のNEWSは楽屋でも会話がなく、楽屋で会話してないのにMCが出来るわけがない、というお話もありましたね。小山さんは徐々にグループ内の進行役なのかなと考え、「最初は、メンバーの行動を観察してメモ帳にメモ」「だんだん、それぞれメンバーのキャラも立ってきて、テンポとかもわかって」地道な準備でトーク力向上を図っていたといいます。
小山さんの語り口なのでほんわかした笑い話になっているけど、かなり厳しい話ですよね。その状況も、小山さんなりの方法でひたむきに変えていきます。このあたりの話を聞くと、小山さんは年長で、潤滑油的な部分を求められていて、自然とメンバー間をつなぐように動いてきていたと思うし、しげと二人で自然とクッションになってきたんだろうなぁと感じますね。

そして、小山さんのもうひとつの分岐点は25才にやってきます。「(デビュー後は)悩んでなさそうに見えるでしょ(笑)」「でも、じつは2年前くらい、25才のときが人生で一番悩んだ。毎晩のようにひとりで泣いてた」と語る小山さん。
泣いた理由を、「怖かったんだよね。“5年後、10年後、俺はどうなってるんだろう?”“俺、何になりたいんだろう”って考えたら、俺、何もない」「何も誇れるものがなかった。ジャニーズという肩書きを取ったら、何も残らないって」と言います。そのときにちょうど、『news every.』の仕事がきたために、新たな目標が生まれ、克服できたそうです。未知だった報道の世界は、「不安だったけど、希望の光でもあった」と語ります。
アイドル業は周囲の支えがあって、ふわふわした雲のようなものに乗っからせてもらって進んでいたと感じていた小山さん。新たな挑戦は、自分の足元に実は何もないことを気づかせた。「経験がないジャンルで、自分の力のなさとか、未熟さとかを改めて気づかされて」「“自分は一番下にいる。あとは上っていくしかないんだ”って思えた」「俺、今まで淡々と仕事をやってきちゃったなって」「一個一個の仕事の重みが変わった」「俺はこの世界で生きていく。もっともっとどう生きていくか向き合っていこうって」
Jr.時代と大学受験が小山さんに自信と根気と立ち上がる勇気を、泣きはらした25才が仕事に対する姿勢と決意をもたらしたんだろうなぁと感じました。
ジャニーズの人たちはどこかで自分のフィールドを決めるタイミングがやってくるんですが、小山さんは自分のフィールド(と、たぶん強み)がわからない、という悩みだったんですね。
25才の小山さんは、何も見えないほど余裕がないわけでもなく、現状の自分の幅だったり限界がぼんやり見えてきた年齢だったのかもしれません。わたしは小山さんを器用で比較的なんでもこなせる素材を持った方だと思っているのですが(たぶん小山さんには否定されますが。笑)、その器用さゆえに、かえって道を絞りにくく、強みを見つけられないと感じていたのなぁとも思いました。

■小山さんと報道
未知の世界に飛び込むことは怖かったと話す小山さん。一方で、「報道って言ったら『NEWS ZERO』の櫻井翔だなって。あそこを目指さなければいけないのかって思ったら、すごいプレッシャーだった」「俺が歩く道の先に翔くんがいる。同じ道の上にいるって思うだけでうれしくて」「(翔くんが)“見てるよ! 最初は緊張するよな!”って言ってくれてうれしかった」とキャスターの先輩、翔くんの存在に励まされた部分もあるといいます。後輩の小山さんでも同じキャスターとして対等に接する翔くんの姿勢に、いつもほんと骨太な先輩だなぁと思うんですけど、そんな翔くんの接し方も、キャスター小山慶一郎のエネルギー源になってるんじゃないかな。
小山さんのコーナーは2日ロケして、放送時間は実質6分。その中に誰かの頑張ってきた人生をまとめければいけない。そんな環境で小山さんが報道で心がけていることは、「その人が人生でいちばん言いたいと思う言葉を引き出すのが俺の仕事」「報道のときはアイドルじゃない。自分はいち記者だと思ってる」。このあたりの報道に対する考えを読むと、翔くんとのスタンスと正反対に近いとわかります。小山担さん、翔担さん、ぜひ考察をお願いします(笑)
「俺、毎週勝負してるよ」「最初のころ、藤井(貴彦)さんに、“けーちゃん、僕たちは勝つ放送をやろう”って言われて。なんかすごくよくわかって」「“自分に勝つ”ってことを言ってくれたんだと思う」「いつも放送が始まる前に目をつぶって、“今日も勝つぞ勝つぞ勝つぞ”ってつぶやいてます」
このあたりの、対自分に戻ってくるところがすごーく小山さんですね。小山さんにとっての報道ってすごく難しいテーマだと思うんですけど、道であり、挑戦であり、扉なのかなぁとは感じてます。「news every.」に至るには、NEWSのMC担当→少クラMC→24時間の手話の流れがあるわけで、(もちろん、先達の翔くんの存在もあるとは思うけど)やっぱり小山さんが積み重ねてきた結果、開かれたものだと感じてます。
あと、+act miniのインタビューで、二人の離脱が決まったときに「NEWSの小山慶一郎じゃなくなるかもしれません」と言った小山さんが忘れられないんですけど、そのときに「“小山慶一郎”だからお願いしてる」っていう言葉に繋がったのも、やっぱり小山さんが積み重ねてきた結果なんだろうと思います。

なんとなく、小山キャスターのあり方は、人間関係も含めて、色んな意味で小山慶一郎の人生の象徴な気がしていて、だから、小山さんがこれからどんなキャスターになっていくのか、どんな報道をしたいのか、アイドルがキャスターをやることにどうやって向き合うのか、こうやって並べてみたいろんな思考にどんな変化が生じるのか、そういうことがすごく気になっています。
しげの小説や、テゴマスの歌と同様、“小山慶一郎”がぎゅっと詰まってるものがキャスター業だと想像しています(笑)
アイドルと報道について考えだすと深みにハマるのでこのくらいに。

ともかく、小山さんと報道は小山さんのアイデンティティー確立の観点からも、NEWSというグループを語る上でも欠かせない要素になっているのではと考えています。前者はすでに述べた通りです。後者に関しては、グループ内に「外」の視点を持ったメンバーがいる重要性ですね。ともすると、対ファンに特化しがちな視点を、対大衆にも切り替えられる強み。これは先輩グループがすでに証明済みだと思います。
実際、コンサートの打ち合わせでも小山さんが他の3人が見失いがちな実務的な視点を補い、足元を固めてくれる(≒スタッフ目線になれる)、との話も出ていました。小山さんが報道で培った経験が、本人が目指すスタッフとメンバーを近づける役割に還元され、それがスタッフとNEWSの一体感を生んでいる要因になっていると思います。

■小山さんの今後
2011年の1月21日、入所10年が経って「“小山さんを応援して10年経ちます”」とファンレターをもらったことがすごく嬉しかったといいます。
「俺の10年間を見つづけてくれた人がいるって、すごく誇らしいなって」「もちろん、最初からファンじゃなきゃいけないってことじゃなくて、ファンの人がいてくれることが、俺の支えなんだなって」「そういう人たちのために、もっとがんばりたい」「NEWSのコンサートのときなんて特に思う」「“こんなに集まってくれたんだ”って。ファンというよりファミリーみたいな感覚」「これから、もっとNEWSファミリーの絆を強くしていきたい」
「好きになったらその人がタイプ」な小山さん。理想の相手は「俺は自分にどっか自信がないから(略)“大丈夫、大丈夫”って言ってくれる人」。子供時代がさびしかったと話す小山さんは、「家に誰かいるっていう生活をしたい」と結婚願望を持っているといいます。

一方、仕事面では、「最高の2番手になりたい」と語ります。

「NEWSでいえば、いちばんはほかのメンバー5人でいいと思ってて」
「それは結局6番手かもしれないけど、みんながいちばんでいてくれれば、俺は2番でいい」
「じゃないとMCってできないし」
「自分がしゃべらずクールってキャラじゃないこともわかってる。カッコつけられないんだよね(笑)。演じられないし」
「俺、不器用だと思います。(カッコつけたいけど)それはできないから」
「思うことを何でもしゃべって伝えることが、ファンの人たちとの距離感を縮めることになると思うし。壁を作るのがイヤなんです」
「いつでも会えるアイドルって思ってほしいし、そうなりたい」
「俺は、ファンとNEWSをつなぐ、最高のパイプになりたいって思ってます」

小山さんの、「パイプ役」発言はこの頃にもう出てきていたんですね。NEWS内のバランスを把握していて、自分の出来ること・出来ないことをはっきり自覚し、役割を決めていたことがわかります。
NEWSとNEWSファンを「家族」と称し、その輪をつなぐ「パイプ役」になりたい小山さん。インタビューを読むとわかるとおり、小山さんにとっての「家族」は本当にかけがえのない存在ですし、そういう大切な場所にそっと入れてくれることにも、ずーっとその関係を大切にしたいって思ってくれてることにもほろっと来ますね。
また、この宣言通り、新生NEWSの始動にあたり、「パイプ役」として大活躍した小山さん。
人と人をつなげ、輪を広げ、円滑にしてきたこれまでに、NEWSの守り&土台としての能力の高さと決意を垣間見たような気がします。

■まめかんの思う小山慶一郎
小山さんは本当に分析するのに向いていない!これは、声を大にして主張したい!!

小山さんの魅力は、見たらわかる!って感じなんです。スタイルいいし、優しさMAXだし、アイドル魂持ってるし、メンバーとファンへの愛情たっぷりだし、スーツが似合うし、努力家だけど天然でちょっと抜けてて母性本能をくすぐるし
ほら、小山さんの魅力は小山さんを見たらばっちりわかるんです。なので、見てください!としかいいようがない。
あえて言葉にしなくても十分です。皆さんが感じた小山慶一郎の魅力が小山さんの魅力なんです。

頑張って書いたけど、まめかんが何文字を費やしたって、インタビューを読み返したり、『news every.』やラジオ、CDの特典映像をみたほうが何十倍も小山さんの魅力を知ることができます。
2013年1月30日には、LIVE DVDも発売になるので、ぜひそちらもお買い求めいただけると小山さんがもっともっとわかるのでオススメです(宣伝!)
とはいえ、書かないのもなんだか申し訳ないので、これから先はあくまでも蛇足です。はい。
 

幼少期のエピソードは細切れに知っていたのもあったので、おおむね納得でした。特に、ご実家がラーメン屋だから初対面の人と接する機会が多く、人なつっこかった、という分析には確かに!と思いっきり同意してしまいました(笑)
それと、ずっと野球をやっていたため、上下関係が明確で体育会気質なジャニーズでも特に苦労はしなかった、というのにも大いに納得。人なつっこさと礼儀を持ち合わせた如才ないJr.だったんだろうなぁ。

あと、初めて母子家庭だと知ったときは少し驚いたのですが、インタビューを読み進めるうちに、腑に落ちた気がしました。上手く言葉にできないのであまり詳しくは書きませんが(笑)
ただ、小山さんの陽の部分が突き抜けるような天真爛漫さではなく、ほわっと包み込むあたたかさなあたりとか、明るいものばかりで構成されていそうなのにどこかさみしさが滲むたたずまいとか、甘え上手でベタベタしているようでべったりにならない一線がありそうなところとか、インタビューラストで、NEWSとNEWSのファンの関係性を「ファミリー」と称したこととか、ほんと上手く言葉にできないんですけど、ご家族と仲良しながらも「子供時代はさみしかった」原体験が繋がりを求める気持ちと予防線になるのかなぁと勝手に感じてしまいました。

小山さんがすごいなぁと思うところってすごくたくさんあるんですけど、このインタビューからは「状況をありのままに消化していく」部分の強さを改めて感じられたような気がしました。
私だったらセロリを煮て原型を無くして上手く食べちゃうか、いっそ取り除いてしまうところを、小山さんはたとえ大っきらいでもセロリ本来の味を味わいながら少しずつ食べきるみたいな。その結果、嫌いで苦手なものの中にひっそり含まれてた旨味や栄養にきちんと気づいて、全部自分の中で消化して、大きく成長していく感じ。うーん、例えが下手すぎて申し訳ないんですけど、ニュアンスだけ読みとっていただけると幸いです(笑) あと、なんとなくセロリだったんですけど、ここは苦手な食べ物で補完していただければ!

小山さんのインタビューにも、そういう小山さんの性質が反映されているのか、小山さん自身による解釈はほとんどはされていなくて、インタビュアーさんに自分の思いや考えを率直に伝え、言葉に落としています。ご両親の離婚のくだりも、高校受験のくだりも、25才の転機のくだりも全部そうです。わたしが素直じゃない人間なのもあって、感情をありのまま飲み込む・伝える、ってすごく苦手だったりするので、こういうの読むと「ありのまま消化し」「料理しない」小山さんをほんっと尊敬します。
しかも、小山さんが20代後半になってもこの素直さをもっていることが、すばらしい。

同じ話になってしまうのですが、小山さんは本当に「真っ当」。光り輝くような真っ当さ!高校受験失敗→ジャニーズの生活で夢を見出す→大学受験でリベンジ!ってなるのもむちゃくちゃ真っ当。どうしても進めない道は他の人のアシストで迂回することがあっても、必ず戻って進みなおすのが小山さん。周囲には全くわからない、対自分の戦いで決して逃げない人

高校受験失敗も、25才の頃も、わたしだったらずっと泣き暮らしているのって辛いから、向き合うのやめてそれなりの場所に収めちゃうよなぁと思うんですけど、小山さんは違います。自分でどうしたらいいかもわからないし、どうしようもなくて、一日たっても何にも変わらないだろう状況でもどうにか頑張ろうとするので、尊敬と同時にちょっと不安に思うときもあります。

わたしは、小山さんが自分を「不器用」と表現している理由をここだと思っています。ある意味では、上手くごまかしたほうがいいときだってあるのに、小山さんは直球しか投げられないんです。たまーに無意識でカーブとか織り交ぜてきても、それは無意識なので再現はできないのです。
そのあたりのアンバランスさが、陰の部分のアイドル性を生み、ファンを深みに誘う効果を持っています。未完成で欠落した部分に惹かれたり、不安定で手がかかる男の子ほど気になっちゃったり、母性本能をくすぐられたり、柄にもなく支えたい!とか思っちゃうやつです(笑)

いろいろ書いてきましたが、まめかんが思う小山さんの魅力は「周りにいそうでいなくて、いて欲しい」って言葉に詰まっています。本人が「会えるアイドルって思って欲しい」と語っていた通り、小山さんはどこか精神的な近さを感じさせてくれる方ですし、先日のハロー、グッドバイのついったーでもファンに対して近くにいるよ、というメッセージを送り続けていました。
アイドルを見てると、どこかぶっ飛んでる人が多く、わけわからん!、この人は芸能人じゃなければ普通に生活できるんだろうか、別世界の住人だ、と思う瞬間が必ずやってくるのですが、小山さんの考えは理解可能ですし、常識的な思考回路を持っています。普通に働いても活躍していそうです。
なので「小山さんがもし先輩だったら……」「小山さんがもし職場にいたら……」等々、自分の日常生活に小山さんがいたらどうなるんだろう、と思いを馳せることが出来ます。いわゆるリア恋、といわれるような対象にしやすいのも、小山さんが一般人の生活に馴染みそうだなぁと、近さを感じるからではないでしょうか。

その一方で、矛盾しているようですが、圧倒的にアイドルでもあります。小山さんのアイドル性は、生来のロマンチストさと、ほどよいチャラさ、てらいのなさによって支えられています。
思考回路は常識人なのに、言動がとってもアイドルなんですね。特に最近はたがが外れたように甘ったるくてロマンチストなアイドルです(笑)
小山さんはいそうでいなくて、ちょっと手の届かない理想の男の子の象徴と、たくさんの夢を見せてくれるアイドルを行き来しているんですね。
なので、ファンは色んな距離感の“小山慶一郎”を見ることができますし、自分が気に入った“小山慶一郎”に軸足を置きながらギャップを愛でることができます。相反する小山さんに翻弄されるうちに、スタイルのすばらしさ、天然さ、ひたむきな努力家だけど努力を見せないところや、愛情深さにほろっとなり、気付いたら小山さんに落ちてしまうわけですね(笑)

また、メンバーとファンには、愛情を出し惜しみしない方でもあります。メンバー愛の連載タイトル通り、「メンバーが好き!」な気持ちの大きさはメンバー随一とNEWSメンバーからのお墨付き。この気持ちは今後ますます強まるんじゃないかと思っていますし、インタビューラストで「最高の2番手」という話をされていましたが、個人仕事はおおいに攻めて、NEWSではアシストに徹してメンバーのよさを引き出したい、との思いももっと強まるんじゃないかな。
小山さんの慈愛のまなざしは増田さんが「おばあちゃんみたい」と称していた通りの愛情深さ。全部受け入れてくれるような度量と温かさを感じて癒されます。
こういう様子を見ていると、NEWSのリーダーとしてもどんなリーダーになっていくのか、すっごく楽しみだとも思いますね。今の感じだと、3人をのびのびさせつつ、ちゃんと受け止める、器の大きいリーダーになるのかなぁ。小山さんは突如大きな変化をすることはないですが、代わりに日々の積み重ねを感じることができて、見ていると心に沁みますし、ファンに後押しされ、羽を伸ばし始めた小山さんがどうなるのかも非常に見所30代の姿が早くも楽しみな、長く付き合って生きたいアイドルです。

最初に言い訳をした通り、これだけ言葉を費やしても小山さんの魅力なんて全く語れた気がしないし、一言でいうのは本当に難しい
なんとなく小山担の方って、大人な方が多い印象なんですけど、書いているうちにちょっと納得しました。酸いも甘いも噛み分けた方に小山さんが響くのは、お出汁みたいに、シンプルに見えながら複雑な旨味を持っててで味わい深い人だからなのかなぁと(笑)

つかみどころがありそうでない小山さん。わたしもいつか“小山慶一郎”を上手く語れるように、これからも小山さんをそっと眺めていこうと思います。NEWSファンになって5ヶ月。小山さんの全体像が全くわからないので、ずっと興味津々です(笑)

あと、まめかんとしては、再始動にあたり、肩の力が程よく抜け、愛情表現にたがが外れて手越さん顔負けの剛速球を投げ始めた小山さんがすっごく面白いので、2013年は小山さんV.S.手越さんのNEWS内王子様闘争(少女マンガでもないような決め台詞&行動がどれだけ出てくるか)の行く先を楽しみにしています!

いつもながら、上手くまとまらずに申し訳ありません><
ご意見等々ありましたらコメント欄かリプでお待ちしています♪
というか、小山さんの魅力を小山担の皆さんやNEWSファンの皆さんがどうやって表現されているのか気になって仕方ないので、気が向いた方はぜひ^^

拝啓 大野智様(大野智生誕祭)

大野さんお誕生日おめでとうございます!
怪物くんジャックから早くも一年が経ちます。
あっという間すぎて実感がないのですが、超多忙な大野さんはなおさらだろうなぁと思っています(笑)

今日は珍しく大野さんの好きなところについて少しだけ書きたいと思います。
お付き合いくださる方は続きから!

★大野さんの好きなところ。

☆大野さんの演技が好き
表情だけじゃなくて、声やしぐさ、画面に映るすべての瞬間で役になりきっているところが好きです。演技の中に大野智がいなくなっていることに、いつも感動します。
感性の人のように見えて、その人らしさを積み上げて積み上げて、役作りを論理的にしているっぽいのも好きです。
きっと、大野さんは動きの模倣が上手いだけじゃなく、人をすごく見ている人で、人の気持ちや思考を的確に読み取っている人なんだろうなぁとも感じています。
大野智が持っている技能、ロジカルな面、経験してきたこと、考えて考えてたどりついていくこと、大野さんの中身がたくさんたくさん詰まっているお仕事だなぁと思います。
大野さんの役作りってめちゃくちゃ労力かかるんじゃないかなぁという気もしてるんですが、変に器用に、それっぽく演じたりしないのも好きです。
これからも大野さんが作りあげるキャラクターと物語を見られたら幸せです。

☆大野さんの思考が好き
大野さんって「努力」を誰よりも信じている人だと思うんです。必ず理想にたどり着けるよ、そう言い切る大野さんはとっても素敵な人です。
才能があるって言われるのを嫌い、生まれ持ったものに絶対の自信があるわけでもないけど、自分の努力とこれまでの経験には自身を持って、胸を張って立っている人だと思います。
わたしは努力し続けたのに叶わないことを、すっごく怖がってしまう人だから、大野さんの考えとか言葉に触れて、たくさん勇気をもらっています。

☆なんだかんだ嵐のリーダーをやっているところが好き
今年の24時間テレビ、未来へのメッセージを聞いて、「この人を好きになってよかった!」って心底思いました。

松潤相葉ちゃん翔ちゃんにの
 どんな時でも笑っていよう
 何があっても5人で乗り越えよう
 そしてこの先未来もずっと5人でいよう

5人で嵐。その気持ちを固められる人なんだなぁって改めて感じました。
ほわほわしてていじられて、愛されてる大野さんも大好きだけど、4人に信頼され、軸になっている大野さんの強さと揺るがないところは本当にかっこいいです。
まめかんは勝手に、嵐の2012年を、数年後嵐の分岐点として語られるようになるだろう一年だったと思っています。
その分岐の一歩目を、「大野さんの振り付けで踊る」「嵐が楽しいことを見せる」、の2つで進んでいることに、またひとつ嵐の強さを感じています。
そして、一歩目の重責を担っている大野さんの姿に、やっぱりリーダーだなぁと、勝手に誇らしく思っています(笑)

大野さんは憧れであり、技能で感動をくれる芸能人であり、勝手に自慢したくなる人であり、わたしの中でまったく整理のつかない場所にいる方です。
大野さんの好きなところはもっともっとあるんだけども、何を語っても語れていないと思うし、言葉として解体するのも非常に困難。
というのも、引きずり込まれたらずぶずぶとハマっていくしか出来ない沼ドルなので、ハマったという事実以外、すべてが不透明だからです。笑
でも、よく分からないままの状態にしておくこともひとつの正解、そんな人のような気もします(笑)

わたしの思考も言葉も大野さんを語るには不向きだし、主観的に語るための言葉はほとんど持てないけども、大野さんを好きになってちゃんと知ってよかった!ってことだけは何年経っても変わらずに言えると思う。
本当に、いつまで経っても底知れなくてよくわからないし、だからこそ飽きのこない、とっても不思議な人です。笑

他に言うとするならば、これからもシゲアキ先生の良き先輩、良き釣り仲間でいてくれたら嬉しいなぁ(笑)
来年あたりに大野派閥(知念師匠、丸ちゃん、シゲアキ先生は確実に含むと思う)を作ってくれても一向に構いません!笑

「健康第一!」素敵な32歳を過ごせますように!

☆ミHappy Birthday! Ohno Satoshi☆ミ

敬具。


P.S.
後半、手紙の体をなしていなくて申し訳ありません(笑)



※おまけ
まめかんが大野さん周辺について語った過去のエントリーを載せておきますので、興味がありましたらお読みください^^

大野智のうた - エンドレス・サマー
タイトル通り大野さんの歌声について。
ジャニーズ以外の肩書を持つこと - エンドレス・サマー
大野さん(とシゲ)の芸術家としての一面、それがグループにもたらす効果について。
担当論とジャニオタになる葛藤 - エンドレス・サマー
まめかんが大野さんにおちるまでと、ここに至るまでの葛藤について。ほぼ自分語り。笑
さとしとシゲ、交流の歴史 - エンドレス・サマー
さとしげの交流まとめ。当ブログの看板記事のひとつ。笑
夏の匂いがします - エンドレス・サマー
ドラマ「魔王」の感想。
鍵のかかった部屋感想(構成編) - エンドレス・サマー
鍵のかかった部屋感想(物語編) - エンドレス・サマー
ドラマ「鍵のかかった部屋」の感想。

One 全曲紹介

ブログは久々の更新ですね!
というわけで、嵐のアルバム感想エントリーです。

お付き合いくださる方は続きから!

One(通常盤)

One(通常盤)


■One 一覧

■1.Overture
 夜のバー的なムーディーなサウンドから始まり、翔くんのあくび→ラップパートへ。会報で相葉さんが最初に数字数える曲いいよね的な話をしていたんですけど、これもまさにですよね(笑)このまま昼下がりっぽいちょっとぐたっとしている感じのサウンドへ。ファンクっぽい音に戻ってきている感じがしますね。

■2.夏の名前
 これは、大野さんのお気に入りの曲ですね。最初の大野さんソロのやわらかい息の抜き方が印象的。久しぶりに聞いたら、息の抜き方がまっすーの歌い方と少しだけ似ている気がしました。音的には結構普通のポップっぽいんですけど、走り出す5人が浮かぶような気持ちよいリズムと、さわやかで切ない空気感がすごく好きです。なんとなく、知念師匠のスプラウトのOP部分を思い出します。そんなイメージ(笑)

■3.ROMANCE
 ドライブによさそうな曲です(笑)大宮から始まるのに大宮感があんまりないのもちょっと面白いです。サビで大野さんの声が軸の「ROMANCEに〜」と相葉さんや潤くんの声が強い部分が掛け合いになっているのも素敵。Oneはこれまであまり使ってこなかった相葉さん・潤くんの歌と声の幅を引き出しているような印象があって面白いですね。もちろん、にのちゃんの存在感も大幅アップです。山っこは昔の楽曲の方が圧倒的に見せ場は多かったとは思いますが、ラップの入った楽曲も、大野さんの大サビも多いですし、楽曲の要を任せられているなぁと感じます。

■4.Lai-Lai-Lai
 初っ端から一気につかまれますよねー。ワンフレーズの短い掛け合いを重ねてメロディーが出来上がっていくところも、歌割が秀逸で個々の声を上手く使っていてすごく好きです!とくに、にのあいの甘さがよくきいているなぁと。ちょっとラテンっぽいテイストに乗ったアイドルソング!最高ですね。「生まれ変わってもこのライトの下へ」「幻ばかり追いかける世界 すぐに終わりが来るさ」「瞬間にありのまま心を見せる」とか、アイドルが歌うアイドルへの皮肉とか、葛藤、決意はほんとぐっと来ます。大野さんのフェイクも美しいです(笑)

■5.Days
 ジャズテイストの壮大なバラード。Blueとかと似ている感じです。ほんと歌詞までべたべたなバラード。冒頭の大野さんの息遣いが上手い!表現の幅がほんと広がってますよね。にのあいのユニゾン、じいまごのユニゾンも甘くて素敵。声が安定してきているからか、バラードが上滑りしなくなっていてさらっと聴けますね。

■6.素晴らしき世界
 ドスのきいたさくらっぷから始まるミディアムテンポの楽曲。にのちゃんの声がハマってますね!「僕らは泣いて笑って それでも明日を夢見てしまう」とかも、ほどほどのテンションで、でもじんわり沁みる応援歌な感じで好きです。大サビの「ありがとう 素晴らしき世界」を歌い上げる大野さんが素晴らしいね!(←溺愛)

■7.サクラ咲ケ
 コンサートで盛り上がりますよねー!C&Rまで聞こえてくる感じです。わかりやすくギターメインのJ-POPっぽい楽曲って意外と少ない気もしますし、やっぱりシングルだなぁって気持ちになりますね。大野さんの突き抜ける感じのはじけた歌声が印象的。CMで沢山聞いた記憶があるからか、受験シーズンには聞かなきゃいけないような気持ちになりますね。

■8.Rain
 大野さんソロはダンスとセットなので語りにくいですが(笑)、洋楽的&せつなさ全開の大野さん楽曲は大野さんが歌っているのでなんだかんだ好きですよ!うん。声の響きや深さが最も堪能できる「あ」と「お」が沢山聞けるのも大野さんソロならではじゃないかなぁと思っています。これも「雨の音」から始まりますしね。スタッフさんが確信犯過ぎて(笑)どうもありがとうございます。ただ、大サビは「Yeah!」ですけど(笑)
20代半ばの大野さんに「一人危ない目で走りだす」と狂気じみた恋愛を歌わせたあたりもよかったと思います。踊ってる大野さんにはそのくらいの気迫がありますし!
ただ、ちょっと英語の発音がダサい感じなのが残念。歌入れにネイティブの方を使うとか、耳から入れたら大野さん歌えると思うんですけど。どうにかならなかったんですかね(笑)

■9.いつかのSummer
 相葉さん≒夏!ってくらいに、相葉さんと嵐の夏楽曲の雰囲気(楽しいけどどこか寂しい)がちょう合ってる!!「世界が回ってる 夢がここにある どんな色にも 明日は変わるから」「今日を楽しもう 今は戻らない 平凡でも幸せ感じるサマー」とかめちゃくちゃ相葉さん!!てか、書きながら思ったんですけど「今日を楽しもう 今は戻らない」なんですね!相葉さんの空気は。だから夏休みみたいなめちゃくちゃ楽しい「今」ともう二度と経験できない寂しさを含んだ「今」がリンクするんですねー。
なんか、いろんな意味で一番アイドルっぽいのは相葉さんなのかなぁと感じました。儚くてまぶしい。

■10.W/ME
 潤くんソロ。With Meって読むんですね。うわさの女性ダンサーと絡みまくりのえろいソロ曲ですね(笑)潤くんソロもパフォーマンスと込みで完成なので語りにくいですけども。
潤くんらしく、歌詞もそれっぽくにおわす感じの英語詩ですねー。裏声の部分とかあんまり聞かない声だなぁとか思って珍しいなぁと思いました。にのちゃんも言っていましたが、潤くんソロはその頃好きな音楽のテイストが反映されるのでそのあたりも面白いですね。

■11.秘密
 ぶりっ子にのちゃんが見られる曲。ダンスもちょう可愛いんですよねー。なんとなくファン需要はあざとくかわいいにのちゃん<さりげなくかっこいいにのちゃんだと思ってたんですが、この曲はほんとずるい!!
あざとい>< と思う間もなく、にのちゃんのかわいさが押し寄せてくるような気がします!笑
来年のアラフェスでは5人で披露してもらいたいなぁと思っちゃいますね。

■12.夢でいいから
 大人なヒップホップ。翔くんソロははっちゃけててギラギラしてるのが好きなんですけど、あんまり遊ばず、あまーいのにちょっと大人っぽい本気楽曲を持ってくる翔くんもいいなぁと思います(笑)
ちょっと野太いというか、男らしくてやわらかい声の出し方に思わずきゅんときちゃいます!笑 大サビになるのかな?高めのフェイクがめっちゃいいですね。
櫻井翔先輩って感じです。はい。翔くんってこういうあまーいふわっとした歌詞を歌っても、どこか地に足が着いているところがいいですね。楽曲の世界観を櫻井翔に寄せてくるというか。ソロだから当たり前っていったら当たり前なんですけど(笑)

■13.Yes? No?
 大好きです!というか、Oneに収録されていたんだ!という謎の驚き。私の中でOh Year!とセットな感じがしているからかもしれないです。新米からしてみるとTimeコン(ダンスはもちろん、特にニノ→大野さんセクハラ曲だった)の印象が強いです(笑)
大野さんソロの「やれないの? やんないの? 信じてYour Dream」が歌詞も歌い方もまるっと好きです。これもアイドルが歌うアイドルをイメージした歌。音作りも王道アイドルポップっぽくて、ストレートに響きます。でも、ほんとにこの曲はダンス映像が記憶に残っていて、聞くと脳内の嵐が踊り出しちゃうのでちゃんと聞けたためしがないです(笑)

■14.風見鶏
 これは、去年くらいかなー?大野さんがどこかのテレビ誌のインタビューで「お正月に聞きたい曲」として挙げていて、メンバーがそうなの??みたいなリアクションだったのを覚えています。いや、大野さんの感性すごくわかるよ!!言われてみたらすごく納得!
前奏と間奏の中華っぽいところとか聞くとおおっ新年!!って感じがするんですよねー。時間がゆったりしていて、ほわーんとしていて、なんだけどちょっと空気が澄んで気持ちいい、みたいな。人少なそうなイメージも湧くし。まっさらなスタート地点に、気合も入れずに立っているような、そんな印象です。
ほんとは思いっきり夏の終わりの曲なんですけど(笑)


このアルバムなんとなく好きなんですよねー。ややアイドルポップよりなのに、ところどころジャズやファンクのテイストが残っているので、聞きやすいけどもチラッとルーツが見える感じで面白いです。着地点を上手く見つけたなぁとも思いますし(笑)

派手な楽曲じゃないんですけど、シンプルでまとまっていて沁みる曲が多い感じです。今作は楽曲的に等身大なアルバムという印象が強いです。嵐の成長、少年アイドルから青年アイドルと変化し終わったことを如実に感じるような、そんな一枚だと思っています。

また、相葉さんと潤くんの声は今まではある一部分でスパイス的に使われる傾向が強かったと思うのですが、このアルバムでは5人の声を平等に活かす方向にシフトしている感があり、二人の新しい魅力がどんどん引き出されているような印象を受けました。そのあたりもすごく面白いです。
大野さんのスキル面は完成系にかなり近いんじゃないかな。2012年、もう一度ボーナスステージに突入している感がありますけども(笑)
というわけで、ソロ曲も含めてすごく聞き所の多いアルバムだと思います。

ご意見、ご感想等は、コメントorリプでお待ちしています♪

アイドル手越祐也のルーツを考える

今日は、手越さんのMyojo10000字インタビュー感想です。
Myojoの2011年8月号を参照しています。

増田さん・シゲはこちらから↓
アイドル増田貴久のルーツを考える - エンドレス・サマー
アイドル加藤成亮のルーツを考える - エンドレス・サマー

手越さんは見てると活力が湧くアイドルだなぁと常々思っているのですが、このインタビューも読むと元気になりますね。
辛いことも苦しいことも、湿っぽく終わらせずにきちんとエネルギーに還元できる手越さん。憧れの人ですね。

「負けたくなかったら努力しつづけるしかない」
もう、本当に手越さん!って思う素敵なインタビューです。
お付き合いくださる方は続きから!

■目立ちたがりで猪突猛進な幼少期
 とにかく元気いっぱいないたずらっこで、運動も得意。好きになった女の子には卒園式のときに「いつか結婚しようね」とホッペにチュー。リレーならアンカー、演劇なら主役、応援団なら団長。戦隊ものなら赤が好き。こうやって並べてみるだけで、手越祐也は幼稚園のときには出来上がってる!と分かります(笑)
やろう!と思ったら先のことなんて考えずに体が動き始める人だし、だから、主役になりたい!って遠慮なく主張できる子だったんじゃないかなぁと。リレーは運動能力ないときついですけど、他のリーダーはたいてい立候補制じゃないですか(笑)

■昔から変わらない負けず嫌い
 運動が得意で人生最大のモテ期を迎えた幼稚園時代と一変、小学校になると全くモテなかった手越さん(笑)
というのも、「思ったらすぐやらないと気がすまない」ために「このコ、好きだ」って思ったら「すぐに気持ちを伝えなきゃ!」といきなり告白しちゃうそうです。この話ラジオでも聞いた気がしますね(笑)
「自分に好意を持たせたり、周りを固めたり」上手い人はいますよね、と語りつつも、「ほしいもの、伝えたいこと、なにか思ったら考えるより先に行動しちゃう」手越さん。
この前の加藤成亮インタビュー(ケンカの練習をする等々)を思い返してください。間逆にもほどがありますよ!笑 NEWSの最年少ズは面白すぎますね!

手越さんは本人も語る通り、ある意味では不器用だし、それがあだになるときもあるんだろうと思うんです。でも、その打てば響く明快さが、理屈抜きに人を動かすんですよねー。
そして、この頃からもうひとつ変わらないのが「負けず嫌い」「“いちばんじゃない=カッコよくない”」と言い切る手越さんの潔さ!

この後がすごく手越さんだなぁと思うんだけども、

「昔から、過程はゼロでも結果を出せばいいんじゃないかって思ってた」
「踊りの練習も、歌の練習も、全然しないけどすごくうまい人がいたとする。10時間、100時間練習しても、その人よりうまくなかったら意味ないと思っちゃう」
「結果を出せるかどうか」
「楽しむだけじゃ意味ないし、勝てなかった相手に勝つのが楽しい。負け続けたら悔しいだけだと思う」
「(サッカーをしていても)みんなが全力だから勝つとうれしいし、負けたらもっと努力しようって考える」

あの圧倒的な手越イズムはどこから生まれてきたんだろう、Jr.時代が9ヶ月しかなくても手越さんにジャニーズの思想を感じるのはなんでだろうと思ったら、この発言にすべて詰まってました。
前に放送されたジャニーズJr.の真実を見ていたら、ジャニーズって結果がすべての世界なんだよなぁと改めて思ったんです。ダンス何時間練習したとかは全く関係なくて、出来るか出来ないかの二択だし、やれないなら出られないだけ。歌も演技も全部一緒で、上手いかどうか、出来るかどうか。
その一方で、どんなに努力しても、ジャニーズで報われない人ってたくさんいたと思います。私のようなデビュー組ファンですら、傍から見てるとそこが厳しいな、きついなって思うことも沢山あるけど、これくらい不条理なのもジャニーズなのかなぁとも思ってます。
なので、「結果がすべて」と思いながらも、結果が出なかった後でも「結果を出すための努力」が当然のように出来る手越さんの考えと、ジャニーズ的な文化(さらに言うと、芸能界なのかもしれない)はすごく親和性があると感じました。

■負けず嫌いが導いたジャニーズの道
 芸能界には全く興味がなかった手越さん。しかし、昔から歌はずっと好きだったといいます。
ジャニーズを受けるとも知らない、中学二年生のときにカラオケに行き、「うまいね」とほめられたことをきっかけに、もっと歌がうまくなりたいと思ったそうです。ご家族に頼み込み、一ヶ月、4回だけボイトレに行かせてもらうことになりました。そこで家でできる練習法を教わり、「後は家でひとりで練習をつづけて」いました。本人は「ほめられるとがんばれちゃう」と語っていますが、歌うまいって褒められたからって、普通中学生の男の子がボイトレ通おう!なんて思いませんよねー。思い立ったら吉日みたいな、手越さんのフットワークの軽さもプラスに働いた結果かもしれません。

そして、「お母さんの友だちに“受けてみたら?”って言われて」オーディションを受けることに。軽い気持ちで受けに来たはずが、準備万端のオーディション生を見るうちに踊れない自分が悔しくなり、経験ゼロながら、休憩時間も鏡の前で一生懸命練習をし続けたそうです。その時手越さんは中学三年生。休憩時間のたかが30分の練習で、周りにいる小学生たちとの差を埋められないことはわかっていながらも、「男としてこんな年下に負けてらんねえ!」と負けず嫌いに火がついたそうです。
特に合否が言い渡されたわけでもなく、受かった実感はなかったものの、そのまま雑誌の撮影を受けたことで受かったらしいことがわかったといいます。撮影が終わり、同時に受かった八乙女光くんとV6のコンサートを見せてもらうことに。ステージの上のV6に「ただもう“カッコいい!”。もう天の存在というか。いつか、俺もああなりたいなんて、全然思わなくて」と初めての体験したコンサートの迫力に呆然とした手越さん。
ジャニーズ事務所のオーディション話聞くたびに、ほんと、ぬるっとJr.になってる人多いよなぁと思いますね(笑)
インタビュアーさんもおっしゃっているんですが、このエピソード聞くと、やっぱり手越さんの負けず嫌いっぷりが目に留まったのかなぁと感じました。

■Jr.時代の手越さん
その後は雑誌に呼ばれたり、レッスンがあったり、バックで踊ったりと、手越さんのJr.時代が始まります。しかし、同期の八乙女くんのほうが雑誌出演も多く、番組レギュラーも決まり、悔しい思いをしたそう。
そんな中、手越さんの目標はマイクを持つこと
「キャリアも実績も、なんにもなかったけど、歌いたいって」
「スポーツって年令も競技暦も関係なく、うまいやつがレギュラーでしょ。だから、この世界もそうだろうって」
「マイクを持てない悔しさをどうしたらいいのか考えたら、やっぱりもっと実力をつけるしかない。認められしかないって、レッスンをがんばった」

しかし、ダンス経験ゼロの手越さんにとって踊るのは簡単なことではなく、「振つけ師の人から、“踊れなきゃ外すぞ”って怒られ」、さすがの手越さんも「経験ないから踊れるわけない!」と思いつつも「文句言ったところで踊れるようにはならないから、自分で踊りの先生を探したんだよね。事務所に関係なく、個人的にレッスンしてもらって」と、ここでも自主性とフットワークの軽さを発揮。

一方、歌の上手さは早々に認識されたといいます。Jr.に入ってすぐ、スタッフが歌える人を探していた時に前日一緒にカラオケに行ったJr.が「手越、歌えますよ」と推薦をしてくれたため、スタッフと社長の前で歌うことになりました。そして突如まっすーと一緒に、横アリで行われたKAT-TUNのコンサートでマッチさんの曲を歌うことに。しかし、芸暦の長い増田さんと違って入りたての手越さんに歓声はあがらず、「緊張しすぎてたから、いきなり1万2千人の前で歌えた」「歓声がなくても、緊張のおかげで、それ以外の感情がわかなかった」と振り返りながらも、「誰にも知られてないって、あとあとショックだった」と語ります。

■あまりにも早いデビューの弊害
 Jr.になってたった9ヶ月でNEWSに加入、その2ヵ月後にはデビューを決めた。その頃の気持ちを、「“やっていけるのか?”って、とにかく不安だった」「最初、NEWSで活動することが、イヤでイヤでしょうがなかったんです」「デビューのよろこびよりも苦痛が大きかった」と話しています。
これまで、サッカーでもクラスでも、先頭に立って引っ張ってきただけに、「NEWSでは、実力もキャリアも、全部、いちばん下」「“なんであいつが選ばれたんだ?”みたいな声も聞こえてきた」「NEWSの最初の1年は、本当に事務所をやめようと思いました」と、今まで経験したことのない立場に苦痛を感じたといいます。

これを読むと、手越さんって色んな意味で「実力」「フェア」をとっても重視する方なんだろうと感じますねー。レベルアップして次のステージが開いてきた手越さんにとって、「実力」がまったく伴ってないと自覚している中での大抜擢を嬉しいとは思わないだろうと感じます。たぶん、まだアイドル業が好きかもわからない時期で、ゆくゆくは周りのメンバーと肩を並べていく自信もなく、という感じだったのかなぁ。「実力」と「フェア」を大切にしてきただけに、客観的に見て「フェア」じゃない立場が降ってきたのも、さぞ苦痛だったと思います。

そしてやめるかどうかをご家族に相談し、「やめたいんならやめればいいんじゃない? 仕事探せば?」と返されたそうです。昔から「やりなさい」と、無理強いされたことはひとつもなくサッカーもピアノも塾も、すべて手越さんが「やりたい」からやっていたこと。結局は自分で決めなければならないと思った手越さん。
もう一度考えた結果、ファンレターを読んで「やめるのは簡単。でも、俺がツライって理由だけでやめることによって、誰かを悲しませるのはよくない」と続ける決断を下し、かつて同じ境遇だった岡田くんに「芸暦が短くて、足りないこと、大変なこと、いろいろあると思う。俺も同じ境遇だったからわかる。がんばってな」と背中を押されたといいます。

ここには載っていませんが、友人に発破をかけられたというお話も聞いたことがあります。あと、手越さんのご家族もかっこいいですね(笑) あの、自主性とフットワークが育ったのも納得。
「負けず嫌い」な手越さんは、まだまだアイドル業の魅力に気付いてなかったかもしれないけど、途中で投げ出すのも、辛いからやめるのも、どれも大嫌いだったから、今もNEWSをやっているんだ!とも思いました。

そして、メンバーとの差を埋めるために「劣等感や能力不足って、結局は努力で埋めていくしかない。逃げられないから」と腹をくくった手越さん。努力は見せるものじゃないから、メンバーや事務所に秘密で「ダンスの個人レッスンを続けながら、ボイトレの先生も探して」個人練習を続け、「今、俺が認められるなら歌しかないって思いはあった」と語ります。
その後、ライブでのステージ作りのために意見をぶつけ合う中で、メンバーとの絆が生まれ、ライブをやるたびに、少しずつファンの声援が大きくなっていったのも「すげーうれしい」と感じ、NEWSでの活動が好きになっていったそうです。「ファンの人たちに、本当に救ってもらったと思います」と話す手越さんは、それからやめたいと思ったことは「一回もない」そうです。

Jr.とNEWS1年目を振り返って、
「本来はJr.の期間に学ばなければならないことを学べなかったかもしれない。その分苦労もした」
「でも、だからこそ、あんなにがんばれたとも思う」
「多くのJr.が感じるデビューへの不安を抱く時間もなかったわけで、短いからこその、いいことも、悪いこともあった」
「今の俺があるためには、絶対に必要な時間だったと思う」
と語っています。

■テゴマスへの思い
 テゴマス結成が嬉しかったという手越さん。「ミソスープ」には振り付けがあったものの、それだったら人数の多いNEWSでやったほうがパワフルだと考え、増田さんと「NEWSと同じようなことをふたりでやる意味ってあるのかな?」と話し合い、テゴマスは歌で勝負しようと決めたそうです。
「人と同じことをするのが好きじゃないし、俺しかできないことをしたいと思う」
「何より俺、失敗がまったく怖くないんです」
「やらないで後悔するより、やって失敗したほうがいい」
「(コンサートの演出も)今の実力や会場でできないっていわれても、本当にそうかな?って」
「やってみて、やっぱり無理だったら、ちがう方法を考えればいいと思うから。まずはトライしてみたい」

ありそうでなかったポジションを作ったテゴマス。その裏側にも手越さんのチャレンジ精神がありました。

■ずっとアイドルでいたい
 20才くらいまでは結婚願望があった手越さんですが、今はあまりなく、自分の時間が欲しいし、恋人と友だちなら友だちだそうです(笑)
 そんな手越さんが今後やってみたいことは、「歌もダンスも踊りも、芝居もバラエティもがんばりたい」とすべての分野にわたっています。
「どのジャンルもゴールはないから」
「ずーっと追求し続けたいし、ファンの人には、ずーっとついてきてほしい」
「俺を見て楽しんでほしいし、つらいときには俺をみて笑顔になってくれたらって思う」
「そのために俺もスマイルでいたい。クールなだけの存在には絶対なりたくない」
「俺は、いくつになっても、ずっとアイドルでいたいって思う」

オーディション後に見たV6と同じく、今度は見られる側になった手越さん。
コンサートのたびに「こんな多くの人がいつも来てくれるんだ」と不思議な感覚になり、「やっぱり、どんなときもいっしょにいてくれるのは、ファンなんだ」と思うそうです。

手越さんは、自分とファンが同じ時間を生きている奇跡を感じています。
「(一緒の時間を生きて)コンサートで僕たちとファンの方は顔を合わせることができる」
「俺を知ってもらえるし、俺もファンを見てる」
「お互い一緒に成長して、信じあえていけたらいいなって思います」

そして、最後に自分の点数を聞かれ、以前「3点」だった点数を「15点」と答えた手越さん。
「俺、目標があって」
「それは、日本中の人に“好き”って思われること」
「大きすぎる目標だけど、いつまでも目標は高く持っていたいから」

苦痛だった一年目を乗り越え、アイドルとしての大きな夢を語った手越さん。その姿がすっごく輝いているインタビューでした。


■まめかんの思う手越祐也
手越さんは、解体するよりも本人の言動を丁寧に味わうことが最も面白いと思っているので、今回は簡潔に。

中学受験のくだりでも思ったんですが、手越さんもマジメで育ちの良い方なんだろうなぁと感じました。結構ぶっ飛んでいるようで、常識や優しさも持ち合わせているし、根本がとっても上品な方ですよね。なので、ご家族のお話が出るたびにいちいち納得してしまいました。
あと、手越さんのルーツは序盤の「結果がすべて」と言い切っている部分にすべて詰まっていた気がしています。
あと、手越さんの美学が、とっても素敵ですよねー。

手越さんは自分を「負けず嫌い」と称していて、このインタビューでもそれを感じることが多かったです。
でも、まめかんが手越さんを一言であらわすならば、「腹がくくれる人」という印象を抱きます。何かを「やりたい!」「やろう!」と思ったときに、マイナス面も含めて瞬時に腹をくくって決断できる人。
何でもいいんですけど、たとえば「右!」と決断したら右の道を選んでよかったと思えるように努力を惜しまないし、やりきって失敗してもそれを糧に出来る人。ほんとかっこいいです。
なので、悩んだと語るNEWS一年目のように、他人に自分の行き先を決められてしまったときに一番戸惑うだろうなぁと感じますし、向かう方向がわからないとき、決断を下せないときが一番苦痛な人かもしれません。

そして、何も知らないで手越さんの発言を聞くと、ものすごいビックマウスに見えます。このインタビューの「日本中の人に“好き”って思われる」もそうですし(笑)
でも、その発言をしたその瞬間から(むしろ、その前から)全力で目標に向かって走っていくだろう手越さんの姿まで想像がつきますし、それを現実にするためのすべての覚悟も同時にしているところが、手越さんだ!と感じています。
そのあたりの姿勢も含めて、裏づけのあるビッグマウスだし、やってみて失敗しても悔いはない!と言い切る潔さに、スタッフさんやメンバーも引っ張られているんじゃないかな。

あと、どんなに大きな目標を立てても、「手越さんの言うことだからいつか現実になるかも……?」と思わせてくれるこの感じ。これ、何なんだろうといつも思ってます(笑)
ファンの信頼以上に、手越さんが自分を信頼しているような気がするというか、ファンがいくら大きな期待をしても、それを軽々と超えるくらい自分で大きな期待をかけているというか。こうやって書くと重度のナルシストっぽくて申し訳ないですけど笑、シゲの言葉を借りるなら「俺はまだまだいける!」という気持ちが誰よりも大きい人なのかなぁという気がします。
手越さんが誰よりも“手越祐也”を信頼しているので、こっちも手越さんの行き着く先まで安心してついていけますし、たとえ、道中で何か挫折があっても、これをちゃんといい形で次に繋げていくんだろうな、とも思います。

また、まめかんが手越さんに安心感すら感じるのは、手越さんの根本的な思考が一切ぶれず、表も裏も変わらずアイドルだからです。
幼少期のエピソードを読んだ瞬間に、「ああ、手越祐也がいる」と感じるくらい、アイドルになる前からぶれていないし、むちゃくちゃアイドルにふさわしいマインドを持った方ですよね。
手越さんの思考とアイドル業に求められる思考に親和性があり、偶像に見えがちなアイドルらしいアイドルにも関わらず、自然体。天然もののアイドルです。
また、本人がアイドルを全力でやっている人だし、何事にもぶつかっていくさがあるからか、手越さんの存在は全く揺るがないし、ファンがどんな風に消費してもまったく減らないし、受け止めてくれる、ついついそんなことまで思っちゃいます。
手越担の方は違う感情を持つのかなぁとも思いますが、私のような外野からすると、どんなスタンスでもきっと「磨り減らない」、強い、ということも、遠慮なく手越さんを楽しめる要因です。

このインタビューと「テゴラジ」のレポを読む前は、手越さんは早すぎるデビューすらも、悩みなく、前向きに超えてきたのかなぁと思っていました。だから、“手越祐也”にも悩んだ時期はあったんだ、と少しだけ意外に思いました。普通に考えたら当たり前なんですけど、それくらい私が思う手越さんって強い方だと感じていました。それでも、劣等感からは逃げられない、と誰にも言わずに自分でレッスンしにいくところはやっぱり“手越祐也”でした。

これはだいぶ読みやすい語り口でしたが、「テゴラジ」レポは読んでいても泣ける。物語厨のわたしにとっては、“手越祐也”のストーリーも非常に魅力的でした。でも、私は手越さんの普通の人らしい一面は、それ以上知る必要がないかなぁと感じています。シゲの魅力が過去から現在に繋がっているのに対し、手越さんの魅力は現在から未来に繋がっていると思うからです。
手越さんが「アイドルをやる」と決めた瞬間から、何もかもが、糧になっていて、核にはなっていない気がしているし、今の手越さんを見て、手越さんと同じ夢を見る以上に重要なことはないような気がしています。私もあんまり整理できていないので、上手く言葉にできないんですけど(笑)

手越さんの思考も行動も、シンプルで強い。
だから、何かと考えすぎて動けなくなる私は、手越さんも手越さんの生き方も心底尊敬していますし、本当にいつ見てもまぶしい人で、たくさん刺激をもらっています。
手越さんが「アイドルのトップ」を目指していることも、「俺は、いくつになっても、ずっとアイドルでいたいって思う」とおっしゃっていることも、本当に面白い!
手越祐也の生きる時代に生まれて幸せです(笑)
そんな手越さんがエースとして牽引している新生NEWS面白くないわけがないです(笑)

たったこれだけの文章で手越さんの魅力は納まりきらない!とはいえ、私の文章も、思考も、手越さんへの愛を語るには、かなり不向きなのでこの辺で。
これからも“アイドル手越祐也”の行き先をそっと見守っていきたいと思います。
手越さんのインタビューも、ばっさりカットしていますので、手に入るようでしたらぜひ本文を読んでみてください。読むと元気になれますし、ユニークな人となりがいっそう感じられると思います(笑)

増田さんに続いて、他担が語ってしまって申し訳ないです><
しかも、言語化できずに中途半端なままで本当にすみません。手越さん大好きなんだけどなぁ……。

というわけで、ご意見・ご感想等ありましたら、コメントorリプでお待ちしています♪